業務要件・機能要件・非機能要件とは?
業務要件・機能要件・非機能要件とは、業務要件はシステムが支援すべき業務の内容・流れ、機能要件はシステムが備えるべき具体的な機能、非機能要件は性能・可用性・セキュリティなど機能以外に求められる品質水準を指す。
ITパスポートの過去問では28回出題されています(2010年度〜2026年度)。
ぎょうむようけん・きのうようけん・ひきのうようけん
業務要件・機能要件・非機能要件の意味
業務要件はシステムが支援すべき業務の内容・流れ、機能要件はシステムが備えるべき具体的な機能、非機能要件は性能・可用性・セキュリティなど機能以外に求められる品質水準を指す。
業務要件・機能要件・非機能要件の具体例
「受注から出荷までを一気通貫で処理する」が業務要件、「受注データを自動でCSV出力する」が機能要件、「同時アクセス1,000件でも3秒以内に応答する」が非機能要件にあたる。
業務要件・機能要件・非機能要件は試験でどう引っ掛けられる?
応答速度・可用性・セキュリティ強度などの品質面の要求を、機能要件と取り違えないよう注意する。
業務要件・機能要件・非機能要件と関連する用語
業務要件・機能要件・非機能要件が出た過去問
現行システムを新システムに切り替えるに当たり、現行システムから新システムに移行すべきデータ、移行に必要な資源などを整理して、移行計画書を作成した。移行計画書に含…
正解:新システムに切り替えるためのスケジュール及び体制
要点:移行計画書には切替えの手順・日程・体制を書く
移行計画書は、現行システムから新システムへ切り替える作業そのものを計画する文書である。移行の方式、対象データ、作業のスケジュール、実施体制と役割分担、切り戻しの手順などを定める。機能要件や操作手順は別の文書で扱う。
出典:平成22年度 秋期 ITパスポート試験 問47(IPA)業務要件の定義に関する記述として、適切なものはどれか。
正解:利用者のニーズを考慮して、システム化対象業務の業務手順や関連する組織における責任、権限などを定義する。
要点:業務要件定義は業務手順と責任・権限を決める
業務要件定義は、システムを作る前に、対象となる業務をどう進めるかを利用者の視点で定める工程である。業務の手順や取り扱う情報に加え、誰がどの範囲まで責任と権限をもつかといった組織面まで含めて明確にする。ソフトウェアの動作や処理内容といった実装寄りの内容は、後続の工程で定義する。
出典:平成22年度 春期 ITパスポート試験 問18(IPA)企画プロセス,要件定義プロセス,開発プロセス,保守プロセスと続くソフトウェアライフサイクルにおいて,企画プロセスの段階で行う作業として,適切なものはどれか。
正解:経営上のニーズと課題の確認
要点:企画プロセスは経営ニーズと課題の確認から始まる
共通フレームでは、企画プロセスは経営上のニーズや課題を確認し、それを解決するためのシステム化の構想と計画を立てる段階と位置付けられる。何を作るかを詳細に決める前に「なぜ作るのか」を明らかにする工程である。機能要件や非機能要件の定義は要件定義プロセス、システム方式やソフトウェア方式の設計は開発プロセスの作業にあたる。
出典:平成23年度 秋期 ITパスポート試験 問29(IPA)現在5分程度掛かっている顧客検索を,次期システムでは1分以下で完了するようにしたい。この目標を設定する適切な工程はどれか。
正解:システム要件定義
要点:応答時間などの性能目標は要件定義で決める非機能要件
応答時間や処理時間といった性能に関する目標は、システムに求める性質を決める非機能要件であり、システム要件定義の工程で定める。要件として先に定義しておくことで、設計はその目標を満たすように行われ、テストでは達成できたかを検証できる。設計やテストの段階で初めて目標を持ち出すのでは順序が逆になる。
出典:平成23年度 秋期 ITパスポート試験 問33(IPA)システム開発において,システムテストで検証する内容として,適切なものはどれか。
正解:端末から行う照会処理の応答時間を検証する。
要点:システムテストは全体で機能・性能要件を満たすか確認する
システムテストは、ハードウェアやネットワークを含めたシステム全体を対象に、要件定義で定めた機能と性能を満たしているかを確認する工程である。応答時間のような非機能要件の検証はここで行う。プログラム間のインタフェース確認は結合テスト、命令や分岐に着目した内部構造の検証は単体テスト(ホワイトボックステスト)の領域である。
出典:平成23年度 秋期 ITパスポート試験 問44(IPA)
最終更新:2026-08-25/解説は資格暗記が独自に作成しています。 過去問の出典は各問題に記載のとおりです。