暗号資産とCBDC(中央銀行デジタル通貨)とは?
暗号資産とCBDC(中央銀行デジタル通貨)とは、暗号資産は分散台帳上で発行・移転され、特定の発行主体や法定通貨による裏付けを持たない電子的な財産的価値である。CBDCは中央銀行が発行する法定通貨そのものをデジタル形式にしたもので、信用の主体が中央銀行にある点が決定的に異なる。発行主体・裏付け・価格変動の有無で区別する観点が問われる。
ITパスポートの過去問では4回出題されています(2020年度〜2023年度)。
あんごうしさんとちゅうおうぎんこうでじたるつうか
暗号資産とCBDC(中央銀行デジタル通貨)の意味
暗号資産は分散台帳上で発行・移転され、特定の発行主体や法定通貨による裏付けを持たない電子的な財産的価値である。CBDCは中央銀行が発行する法定通貨そのものをデジタル形式にしたもので、信用の主体が中央銀行にある点が決定的に異なる。発行主体・裏付け・価格変動の有無で区別する観点が問われる。
暗号資産とCBDC(中央銀行デジタル通貨)の具体例
価格変動を抑えるため法定通貨や国債を担保に価値を固定したステーブルコインが、国際送金の中継手段として使われる。従来のコルレス銀行経由では数日かかり手数料も高い送金が、数分で完了する。一方CBDCは中央銀行の債務として発行されるため、額面価値が制度的に保証される。
暗号資産とCBDC(中央銀行デジタル通貨)は試験でどう引っ掛けられる?
暗号資産は日本の法律上「通貨」ではなく、資金決済法上の暗号資産として位置づけられる財産的価値である。また電子マネーは法定通貨建ての前払式支払手段であり、価格変動する暗号資産とは全く別物。この3者を同列に並べた選択肢に注意する。
暗号資産とCBDC(中央銀行デジタル通貨)と関連する用語
暗号資産とCBDC(中央銀行デジタル通貨)が出た過去問
暗号資産(仮想通貨)を入手するためのマイニングと呼ばれる作業を、他人のコンピュータを使って気付かれないように行うことを何と呼ぶか。
正解:クリプトジャッキング
要点:クリプトジャッキングは他人の機器で無断マイニング
クリプトジャッキングは、他人のコンピュータやスマートフォンに気付かれないように暗号資産の採掘(マイニング)処理を行わせ、その報酬を攻撃者が得る行為である。データを盗むわけではないため気付きにくいが、機器の処理能力や電力が無断で消費され、動作が重くなるなどの影響が出る。
出典:令和2年度 10月 ITパスポート試験 問60(IPA)暗号資産に関する記述として、最も適切なものはどれか。
正解:暗号資産の利用者は、暗号資産交換業者から契約の内容などの説明を受け、取引内容やリスク、手数料などについて把握しておくとよい。
要点:暗号資産は登録業者を使いリスクと手数料を理解して取引
暗号資産の取引を行うには、資金決済法に基づき登録を受けた暗号資産交換業者を利用する必要がある。利用者は契約内容、取引の仕組み、価格変動リスク、手数料などについて説明を受け、内容を理解したうえで取引するのが基本である。価格変動に制限はなく、官公署が特定の銘柄を推奨することもない。
出典:令和3年度 秋期 ITパスポート試験 問25(IPA)複数のコンピュータが同じ内容のデータを保持し、各コンピュータがデータの正当性を検証して担保することによって、矛盾なくデータを改ざんすることが困難となる、暗号資産…
正解:ブロックチェーン
要点:ブロックチェーンは分散台帳と連鎖で改ざんを困難にする
ブロックチェーンは、取引記録をブロックにまとめ、直前のブロックのハッシュ値を含める形で鎖状につないでいく技術である。同じ台帳を多数のノードが保持して互いに検証するため、一部を書き換えても他と食い違って発覚し、事実上改ざんが困難になる。
出典:令和3年度 秋期 ITパスポート試験 問97(IPA)資金決済法における前払式支払手段に該当するものはどれか。
正解:全国のデパートや商店などで共通に利用可能な使用期限のない商品券
要点:前払式支払手段は代金前払いで受け取る商品券等
前払式支払手段は、代金を先に払って発行を受け、その対価の範囲で商品やサービスの支払いに使える証票や電子的な価値をいう。全国の店舗で使える商品券は、購入時に代金を前払いして受け取り、後から支払いに充てるものなのでこれに該当する。振込・送金は為替取引、暗号資産は別の類型であり、購入に伴わず無償で付与されるポイントは対価の前払いがないため原則として該当しない。
出典:令和5年度 秋期 ITパスポート試験 問22(IPA)
最終更新:2026-08-25/解説は資格暗記が独自に作成しています。 過去問の出典は各問題に記載のとおりです。