売上総利益(粗利益)とは?
売上総利益(粗利益)とは、売上高から売上原価(売れた商品の仕入・製造にかかった費用)を差し引いた利益。商品そのものの儲けを表し、ここから販売費及び一般管理費を引くと営業利益になる。FEでは複数の利益段階を順に計算させる問題で、どの費用をどの段階で引くかが問われる。
ITパスポートの過去問では24回出題されています(2009年度〜2024年度)。
うりあげそうりえき(あらりえき)
売上総利益(粗利益)の意味
売上高から売上原価(売れた商品の仕入・製造にかかった費用)を差し引いた利益。商品そのものの儲けを表し、ここから販売費及び一般管理費を引くと営業利益になる。FEでは複数の利益段階を順に計算させる問題で、どの費用をどの段階で引くかが問われる。
売上総利益(粗利益)の具体例
売上高1,000万円、売上原価600万円なら売上総利益は400万円。ここから販売費及び一般管理費250万円を引いて営業利益150万円、さらに支払利息など営業外損益を加減して経常利益を求める、という順に計算していく。
売上総利益(粗利益)は試験でどう引っ掛けられる?
売上原価は「仕入れた額」ではなく「売れた分の額」。期首在庫+当期仕入-期末在庫で求める。在庫が残っていれば、その分は売上原価に含めない。営業利益と混同しないこと。
売上総利益(粗利益)と関連する用語
売上総利益(粗利益)が出た過去問
〔中問B:商品の販売データの分析に関する記述〕N社の営業部では、今年度の販売戦略立案に向けて、前年度の商品売上実績を売上総利益率、商品回転率及び売上構成比率の視…
正解:D2/B2
要点:売上総利益率=その行の売上総利益÷売上高
売上総利益率は、売上高に対する売上総利益の割合である。ワークシートでは同じ行に商品ごとの売上高と売上総利益が並んでいるので、その行の売上総利益を売上高で割ればよい。合計行の値を使うのは構成比率の計算であって、利益率の計算ではない。
出典:平成21年度 秋期 ITパスポート試験 問93(IPA)売上の分析に当たっては、売上総利益率と商品回転率がともに高い商品が、販売効率が良く利益の上がる良い商品と判断される。そこで、販売効率を示す指標と売上高を視覚的に…
正解:“商品く”は、売上高は多くないが、余分な在庫が少なく、利益が大きいので、売上を増やす工夫をすれば効率よく利益の増加が図れる。
要点:利益率と回転率が高く売上が小さい商品は拡販の余地が大きい
バブルチャートでは、横軸の売上総利益率と縦軸の商品回転率がともに高いほど販売効率がよく、バブルの大きさが売上高を表す。利益率と回転率がともに高い位置にありながらバブルが小さい商品は、効率はよいのに売上規模が伸びていない状態なので、販売量を増やせば効率よく利益を伸ばせる余地が大きいと読める。
出典:平成21年度 秋期 ITパスポート試験 問94(IPA)損益計算書に記載されるA〜Eの五つの利益のうち、Cに当てはまるものはどれか。
正解:経常利益
要点:経常利益=営業利益+営業外収益−営業外費用
損益計算書は上から順に、売上高−売上原価=売上総利益、そこから販売費及び一般管理費を引いて営業利益、営業外収益を足し営業外費用を引いて経常利益、特別損益を加減して税引前当期純利益、法人税等を引いて当期純利益となる。Cは営業利益に営業外損益を加減した段階(15+3−7=11)なので経常利益である。
出典:平成22年度 秋期 ITパスポート試験 問19(IPA)次の損益計算書から求められる営業利益は何百万円か。
正解:500
要点:営業利益=売上高-売上原価-販売費及び一般管理費
営業利益は売上高から売上原価を引いた売上総利益から、さらに販売費及び一般管理費を差し引いて求める。7,500-6,000=1,500が売上総利益で、そこから1,000を引くと500になる。営業外収益・費用や特別損益、法人税等は営業利益より下の段階で加減するため、この計算には含めない。
出典:平成22年度 春期 ITパスポート試験 問5(IPA)損益計算書の営業利益の算出に関係する費用はどれか。
正解:広告宣伝費
要点:営業利益=売上総利益-販売費及び一般管理費
営業利益は、売上高から売上原価を引いた売上総利益から、さらに販売費及び一般管理費を差し引いて求める。すなわち本業の営業活動に伴う費用だけが対象で、広告宣伝費は販売費に含まれるため営業利益の算出に関係する。利息のような財務活動に伴う費用は営業外費用、固定資産売却損は特別損失、法人税は税引前当期純利益から控除されるもので、いずれも営業利益より下の段階に現れる。
出典:平成23年度 秋期 ITパスポート試験 問9(IPA)
最終更新:2026-08-25/解説は資格暗記が独自に作成しています。 過去問の出典は各問題に記載のとおりです。