回収期間法(投資回収期間)とは?
回収期間法(投資回収期間)とは、投資額を、その投資から得られる毎年の利益(またはキャッシュフロー)で何年かけて取り戻せるかを見る評価方法。回収期間=投資額÷年間利益で求め、あらかじめ決めた期間内に回収できるかで採否を判断する。逆に回収期間を先に決める場合は、最低限必要な年間利益=投資額÷回収期間となる。計算が簡単で直感的に伝わる反面、回収後に生む利益や貨幣の時間価値(利率)を考慮しない点が弱点で、正味現在価値法や内部収益率法と併用される。
ITパスポートの過去問では2回出題されています(2011年度〜2024年度)。
かいしゅうきかんほう
回収期間法(投資回収期間)の意味
投資額を、その投資から得られる毎年の利益(またはキャッシュフロー)で何年かけて取り戻せるかを見る評価方法。回収期間=投資額÷年間利益で求め、あらかじめ決めた期間内に回収できるかで採否を判断する。逆に回収期間を先に決める場合は、最低限必要な年間利益=投資額÷回収期間となる。計算が簡単で直感的に伝わる反面、回収後に生む利益や貨幣の時間価値(利率)を考慮しない点が弱点で、正味現在価値法や内部収益率法と併用される。
回収期間法(投資回収期間)の具体例
投資額90万円で耐用年数3年の機器aは、90÷3=年30万円の利益があれば回収できる。投資額300万円で耐用年数5年の機器bは、300÷5=年60万円が必要になる。したがってbはaの2倍の年間利益を上げなければならない。
回収期間法(投資回収期間)は試験でどう引っ掛けられる?
投資額の比(300÷90=約3.3倍)だけを見て答えを選ぶ誤りが定番で、回収期間で割ってから比べる必要がある。回収期間が短いほど有利という原則も、回収後の収益性までは測っていないことと合わせて押さえる。
回収期間法(投資回収期間)と関連する用語
回収期間法(投資回収期間)が出た過去問
システム開発に関する投資プロジェクトA〜Dのうち,最も早く投資を回収できるものはどれか。ここで,毎年の維持管理費用として,初期投資の10%が発生するものとする。
正解:C
要点:回収期間は維持費を引いた正味回収額の累計で判断する
各年の正味の回収額は「その年の効果額-維持管理費(初期投資の10%)」で求め、その累計が初期投資に達する時点を比べる。Cは初期投資500に対し維持費50なので、1年目150、2年目350で累計500となり、2年目末にちょうど回収できる。A・B・Dはいずれも2年目末の累計が初期投資に届かず回収は3年目にずれ込むため、最も早いのはCである。
出典:平成23年度 秋期 ITパスポート試験 問12(IPA)A社では、1千万円を投資して営業支援システムを再構築することを検討している。現状の営業支援システムの運用費が5百万円/年、再構築後の営業支援システムの運用費が4…
正解:3.3
要点:投資回収期間=投資額÷年間効果額(削減+増益)
投資回収期間は、投資額を年あたりの効果額で割って求めます。効果は運用費の削減分(5百万円−4百万円=1百万円)と利益の増加分2百万円の合計で、年3百万円です。投資額1千万円をこれで割ると10÷3≒3.33となり、小数点以下第2位を四捨五入して3.3年となります。
出典:令和6年度 秋期 ITパスポート試験 問20(IPA)
最終更新:2026-08-25/解説は資格暗記が独自に作成しています。 過去問の出典は各問題に記載のとおりです。