価格戦略とは?かかくせんりゃく
価格戦略とは、商品やサービスにいくらの値を付けるかを、利益の確保・利用者の獲得・競争への対応といった狙いに合わせて決める方針。新製品では、最初に高い値を付けて早く開発費を回収するスキミングプライシング(上澄み吸収価格)と、最初から安い値で一気に利用者を増やすペネトレーションプライシング(市場浸透価格)が対になる代表例である。
最終更新:2026-10-10
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値段は、原価に利益を足せば自動的に決まるものではない。発売直後に誰が買うか、競合がどれだけ早く真似してくるか、需要や混み具合が日によってどう変わるかで、付けるべき値段は変わる。こうした状況ごとの値付けの考え方を型として整理したのが価格戦略である。
具体例
AppleのiPhoneは新型の発売時に高い価格を付け、新しさを重視する層に先に買ってもらうスキミングの形をとる。PayPayは2018年の「100億円あげちゃうキャンペーン」で大きな還元を行い、利用者と加盟店を一気に集めるペネトレーションの形をとった。ユニバーサル・スタジオ・ジャパンが日によって入場券の値段を変えるのは、需要に応じて値を動かすダイナミックプライシングにあたる。
試験での引っ掛け
スキミング(高い値から始める)とペネトレーション(安い値から始める)の入れ替えが最も多い誤り。「浸透」の語感から「時間をかけてじわじわ広げる高価格」と読みがちだが、ペネトレーションは低価格。ほかに、基本は無料で高機能な部分だけ有料にするフリーミアム、本体を安くして交換品や消耗品で稼ぐキャプティブ価格戦略(プリンタ本体とインクなど)も、名前と中身を結び付けて問われる。
関連用語
出典・参考
解説は資格暗記が独自に作成しています。過去問の出典は各問題に記載のとおりです。