プライバシー影響評価(PIA)とは?ぷらいばしーえいきょうひょうか
略語の意味
PIA=Privacy Impact Assessment
個人情報を使う新しい仕組みを始める前に、プライバシーにどんな危険があるかを洗い出し、対策を考えておくための評価
- Privacy
- プライバシー(私生活や個人の情報を守られること)
- Impact
- 影響
- Assessment
- 評価
プライバシー影響評価(PIA)とは、プライバシー影響評価(PIA:Privacy Impact Assessment)は、個人情報を使う新しい仕組みを始める前に、何を集め、誰に渡し、いつ捨てるのかを一通り書き出し、それを知った本人が納得できるかまで確かめておく手続き。いったん集め始めた情報を後から減らすのは難しいので、配慮は企画の段階で作り込む——この順序を先に置く考え方がプライバシーバイデザインである。
最終更新:2026-10-10
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個人情報の扱いは、法律に触れていなくても「気持ち悪い」と受け取られれば批判を浴び、事業そのものを止めざるを得なくなる。しかも動き出した後で設計を変えるのは費用も期間もかかる。だから判断の物差しを「適法かどうか」だけでなく「本人が知ったときに納得できるか」まで広げ、まだ設計を変えられる企画の段階で確かめる——この順序に意味がある取り組みである。
具体例
JR東日本が2013年にSuicaの乗降履歴を外部へ提供した際、本人への説明が十分でないという指摘を受けて提供を停止した。2019年のリクナビの内定辞退率の提供も同様に問題となった。いずれも、企画の段階で本人がどう受け止めるかを評価していれば避けられた種類のもので、PIAが必要とされる理由の実例として語られる。
試験での引っ掛け
「法律上問題ない」ことと「社会に受け入れられる」ことは別だという点が出題の核心で、前者だけを確認して進めるのが典型的な失敗である。またPIAは稼働後の点検ではなく企画・設計段階で行うものであり、設計を変えられる時点であることに意味がある。個人情報保護法が求める安全管理措置とは目的が異なる。
関連用語
出典・参考
解説は資格暗記が独自に作成しています。過去問の出典は各問題に記載のとおりです。