スピンオフとは?すぴんおふ
スピンオフは、会社の中の一つの事業部門を切り離し、独立した別の会社にすること。本体では後回しにされがちな事業や、本体とは違う進め方が向いている事業を独立させ、その事業に合った判断の速さや人事の仕組みで伸ばす狙いがある。典型的には、新しい会社の株を元の会社の株主に配るなどして、元の会社との資本のつながりを薄くする。ITパスポートでは、M&A(合併・買収)やMBO(経営陣による自社の買収)、ジョイントベンチャ(共同出資による新会社)、アライアンス(業務提携)と並べて、それぞれの説明と結び付けられるかが問われる。
最終更新:2026-10-10
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大きな会社の中では、主力事業の都合が優先され、小さな事業や成長途中の事業に十分な資金や人が回らないことがある。また、会社全体の決まりに縛られて、その事業に合った速さで判断できないこともある。事業を切り出して独立させれば、その事業に必要な判断を自分たちで下せるようになり、投資家もその事業だけを評価して出資できるようになる。
具体例
アメリカのeBay(ネットオークションの会社)は2015年に、傘下のネット決済サービスPayPalを切り離し、独立した上場会社にした。決済事業はeBay以外の通販サイトでも使われる事業に育っていたため、親会社から独立させてそれぞれが自分の事業に集中できる形にしたものである。
試験での引っ掛け
「共同出資で新しい会社を作る」のはジョイントベンチャで、スピンオフではない。M&Aは他社の買収・合併、MBOは経営陣が自分の会社を買い取ること、アライアンスは会社を統合せずに提携することで、いずれも「自社の部門を切り離して独立させる」スピンオフとは向きが違う。似た言葉のカーブアウトは、切り出した会社に外部からの出資を受け入れ、元の会社も一部の株を持ち続ける形を指すことが多い。
関連用語
出た過去問
出典:令和2年度 10月試験 ITパスポート試験 問17(IPA)解説で登場
複数の企業が、研究開発を共同で行って新しい事業を展開したいと思っている。共同出資によって、新しい会社を組織する形態として、適切なものはどれか。
正解:ジョイントベンチャ
要点:共同出資で新会社を作るのがジョイントベンチャ
複数の企業が資金を出し合って新たに独立した会社を設立し、共同で事業を行う形態をジョイントベンチャ(合弁会社)という。リスクや必要な経営資源を分担しつつ、各社の技術や販路を持ち寄れる点が特徴である。M&Aは既存企業の買収・合併、スピンオフは事業部門の分離独立であり、共同出資による新設とは異なる。
出典・参考
解説は資格暗記が独自に作成しています。過去問の出典は各問題に記載のとおりです。