資本金とは?しほんきん
資本金とは、株主が会社に払い込んだ出資額のうち、会社法にしたがって資本として登記した金額。返済義務のない元手にあたり、会社の規模を外から測る数字として使われる。中小受託取引適正化法(旧・下請法。2026年1月施行)では、委託する側と受ける側の資本金の組合せ、または従業員数の組合せで規制の対象になるかどうかが決まる。
最終更新:2026-10-09
この語が出る過去問を解く →背景
会社が使う資金には、期日に返さなければならない借入金と、返さなくてよい出資がある。この二つを外から区別できないと、取引相手は相手の体力を測れず、債権者は会社に残しておくべき財産の目安を持てない。そこで払い込まれた出資の額を登記して公示する仕組みが置かれた。取引の法規が事業者の大小を線引きするときにも、この数字がそのまま物差しに使われている。
具体例
トヨタ自動車の資本金は約6,354億円で、同社の有価証券報告書に載っている。上場していない会社でも、法務局で登記事項証明書を取れば資本金の額を確認できる。中小受託取引適正化法では、製造委託の場合、資本金3億円を超える会社が3億円以下の会社へ委託すると規制の対象になる。資本金の基準に当たらなくても、従業員300人を超える会社が300人以下の会社へ製造委託する場合も対象になる(役務提供委託などでは100人が境目。2026年10月時点)。
試験での引っ掛け
資本金は口座に今ある現金ではなく、過去に払い込まれた出資の登記額である。中小受託取引適正化法では売上高ではなく、資本金の額または従業員数と、取引の種類の組合せで適用が決まる。旧・下請法は資本金だけで決めていたが、2026年1月の改正で従業員数の基準が加わった点も狙われる。また資本金は株主資本の一部であって、株主資本そのものではない。
関連用語
出た過去問
出典:平成30年度 春期 基本情報技術者試験 午前 問77(IPA)
正解:資本金
要点:純資産の部には資本金など返済義務のない自己資本が入る
純資産の部には、株主が拠出した資本金や資本剰余金、稼いだ利益の蓄積である利益剰余金などが表示される。資本金は株主からの出資額であり、返済義務のない自己資本として純資産の部に区分される。
出典・参考
公式シラバスの9 企業と法務 > 3. 労働関連・取引関連法規 > (2) 取引関連の法規に掲載されている用語です。
解説は資格暗記が独自に作成しています。過去問の出典は各問題に記載のとおりです。