絶対パスとは?ぜったいぱす
絶対パスとは、階層構造のファイルシステムで、最上位のルートディレクトリを起点にして、目的のファイルやディレクトリ(フォルダ)までの経路を省略せずにすべて書き表したパス名。いまどのディレクトリで作業していても、同じ絶対パスは必ず同じ1つのファイルを指す。試験の表記では先頭の「¥」(UNIX 系では「/」)がルートを表し、先頭が「¥」で始まる指定は、現在位置に関係なくルートからたどり直す。
最終更新:2026-10-10
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ディレクトリを入れ子にして整理できるようになると、別々のフォルダに同じ名前のファイルが置けるようになった。そのぶん、ファイル名だけでは「どの report.txt か」が決まらない。住所を都道府県から番地まで書くように、最上位から順に全部の段を並べれば、どこから見ても1つに決まる。この「どこから見ても同じ」書き方が絶対パスである。
具体例
Windows で学籍番号のフォルダに講義の課題を保存すると、エクスプローラーのアドレス欄には C:¥Users¥tanaka¥Documents¥課題¥report.docx のように、ドライブの最上位から全部の段が並んだ絶対パスが出る。macOS のターミナルで pwd と打つと /Users/tanaka/Documents のように「/」で始まる絶対パスが返る。どのフォルダを開いた状態でこのパスを指定しても、同じ report.docx が開く。
試験での引っ掛け
「絶対パスは最短のパス名」「カレントディレクトリから見たパス名」という選択肢は誤り。前者はどちらの定義でもなく、後者は相対パスの説明である。経路の追跡問題では、途中に先頭が「¥」の指定が出たら、それまでの位置は捨ててルートから数え直す(¥A のあとに ¥B と指定すれば、¥A¥B ではなくルート直下の B に移る)。
関連用語
出た過去問
出典:平成30年度 春期 基本情報技術者試験 午前 問17(IPA)
ファイルシステムの絶対パス名を説明したものはどれか。
正解:ルートディレクトリから対象ファイルに至るパス名
要点:絶対パスはルートから、相対パスはカレントからの道筋
パス名にはルートディレクトリを起点とする絶対パスと、カレントディレクトリを起点とする相対パスがある。絶対パス名は階層構造の最上位であるルートディレクトリから目的のファイルまでの道筋をすべて書き下したもので、どのディレクトリで実行しても同じファイルを指す点が特徴である。
出典:令和4年度 公開問題 基本情報技術者試験 科目A 問18(IPA)
ファイルシステムの絶対パス名を説明したものはどれか。
正解:ルートディレクトリから対象ファイルに至るパス名
要点:絶対パスはルートを起点、相対パスは現在位置を起点
絶対パス名は、階層の最上位であるルートディレクトリを起点として対象までの経路をすべて書き表したものである。現在位置がどこであっても同じ表記で対象を特定できる。これに対し、現在いるディレクトリを起点とする表記が相対パス名である。
出典・参考
解説は資格暗記が独自に作成しています。過去問の出典は各問題に記載のとおりです。