マルチプロセッサシステムとは?まるちぷろせっさしすてむ
マルチプロセッサシステムとは、複数のプロセッサを一つのシステムに載せ、処理を分担させる構成。1台あたりの動作周波数を上げずに全体の処理能力を高められ、1つが故障しても残りで動かせるため信頼性も上がる。主記憶を共有する密結合と、プロセッサごとに主記憶とOSを持ち通信路で結ぶ疎結合に分けられる。
最終更新:2026-10-09
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プロセッサの性能は長らく動作周波数を上げることで伸ばしてきたが、周波数に比例して消費電力と発熱が増え、冷却が追いつかない水準に達した。一つを速くする方向が頭打ちになった以上、数を増やして同時に走らせるほかない。ただし複数で一つの仕事を分担すると、資源の奪い合いと結果の整合という新しい問題が生じる。結合方式の違いは、この問題をどこで引き受けるかの違いである。
具体例
データセンター向けのサーバでは、IntelのXeonやAMDのEPYCを1台に2個以上載せた構成が一般的で、多数の要求を同時にさばける。理化学研究所のスーパーコンピュータ富岳は、多数のノードを高速な通信路でつないだ疎結合の構成をとる。
試験での引っ掛け
プロセッサを2倍にしても処理能力は2倍にならない。共有資源の競合と、分担できない逐次処理の部分が上限を作る。また一つのプロセッサの中に演算の中核を複数置くマルチコアとは別の話であり、密結合と疎結合の特徴を入れ替えた選択肢も定番である。
関連用語
出典・参考
公式シラバスの2 コンピュータシステム > 1. システムの構成 > (2) システム構成に掲載されている用語です。
解説は資格暗記が独自に作成しています。過去問の出典は各問題に記載のとおりです。