SANとは?
SAN(Storage Area Network:ストレージエリアネットワーク)は、複数のサーバと大容量の記憶装置(ストレージ)を、業務用のLANとは別の専用ネットワークで結ぶ仕組みである。サーバからは、ネットワークの先にあるディスクが自分の内蔵ディスクのように見え、データをファイル単位ではなく「ブロック」という固定長の区切り単位で読み書きする。接続にはファイバチャネル(光ファイバなどを使うストレージ向けの高速な通信規格)が代表的だが、IPネットワーク上でディスクの命令をやり取りするiSCSIという方式もある。試験では、よく似た名前のNAS(Network Attached Storage:LANにつないでファイル共有に使う記憶装置)との違い——専用ネットワークかLANか、ブロック単位かファイル単位か——が問われる。
最終更新:2026-10-09
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サーバごとにディスクを直接つなぐ方式では、あるサーバはディスクが余り、別のサーバは足りないという偏りが起き、容量を融通できなかった。バックアップのたびに大量のデータが業務用のLANを流れ、利用者の通信が遅くなる問題もあった。そこで記憶装置を一か所にまとめ、サーバとの間を専用のネットワークで結ぶ形が生まれた。
具体例
富士通のETERNUSのような企業向けストレージ装置は、ファイバチャネルで複数のサーバとつなぐ使い方ができる。たとえば大学の基幹システムで、学籍管理のサーバと履修登録のサーバが1台のストレージ装置を共有し、学期始めに履修登録の容量だけ増やす、といった割り当てができる。夜間のバックアップもSANの中で流れるので、学生が学内Wi-Fiから使う通信の速さには影響しない。
試験での引っ掛け
NASとSANの取り違えが定番。LANにそのままつないで、複数のPCからフォルダを共有する(ファイル単位でやり取りする)のはNASで、SANではない。また「SANは必ずファイバチャネルを使う」も誤りで、iSCSIを使えばIPネットワーク上にもSANを組める。
関連用語
出典・参考
解説は資格暗記が独自に作成しています。過去問の出典は各問題に記載のとおりです。