IPsecとは?あいぴーせっく
IPsec(IP Security)は、ネットワーク層(IP)で暗号化と認証を行うプロトコル群です。改ざん検知と認証を担うAH(Authentication Header:認証ヘッダ)、暗号化も行うESP(Encapsulating Security Payload:暗号化ペイロード)、鍵交換のIKE(Internet Key Exchange:暗号に使う鍵を安全に取り決める手順)から構成されます。上位のアプリケーションを改造せずに保護できるため、拠点間VPNの標準的な土台になっています。
最終更新:2026-10-09
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本社と支社のルータ間でIPsecトンネル(暗号化した通り道)を張れば、その経路を通る業務アプリの通信すべてが自動的に暗号化されます。トンネルモードは元のIPヘッダ(宛先などを書いたパケット先頭の制御情報)ごと包んで新しいヘッダを付ける方式、トランスポートモードはペイロード(ヘッダを除いた中身のデータ)だけを保護する方式です。
試験での引っ掛け
AHには暗号化機能がなく、機密性を求めるならESPが必要という点が頻出です。またIPsecはIP層、TLSはトランスポート層より上という階層の違いを問う問題も定番。混同しないようにしましょう。
関連用語
出た過去問
出典:平成31年度 春期 基本情報技術者試験 午前 問43(IPA)
OSI基本参照モデルのネットワーク層で動作し、"認証ヘッダ(AH)"と"暗号ペイロード(ESP)"の二つのプロトコルを含むものはどれか。
正解:IPsec
要点:IPsecはネットワーク層でAHとESPにより通信を保護する
IPsecはIP層すなわちネットワーク層で通信を保護するプロトコル群である。完全性と送信元の認証を担うAHと、暗号化に加え認証も行えるESPの二つを含み、鍵交換にはIKEを用いる。上位のアプリケーションを変更せずに保護できるため、VPNの構築に広く使われる。
出典・参考
解説は資格暗記が独自に作成しています。過去問の出典は各問題に記載のとおりです。