CSR(企業の社会的責任)とは?しーえすあーる
CSR(企業の社会的責任)とは、企業は利益を上げるだけでなく、法令の遵守・環境への配慮・人権の尊重・地域への貢献といった、社会の一員としての責任も負うという考え方。株主だけでなく、従業員・取引先・消費者・地域住民といった利害関係者(ステークホルダー)全体に対する責任として説明される。
最終更新:2026-10-09
この語が出る過去問を解く →背景
企業の目的は利益であって社会の問題は行政が引き受けるもの、という線引きは、公害や労働災害の影響が広い範囲に及んだ経験によって成り立たなくなった。事業活動そのものが環境や地域を変えてしまう以上、その影響への責任を切り離せないからである。近年は投資家が企業を選ぶ判断材料にもしており、統合報告書などで取組みを外部へ示す動きにつながっている。
具体例
トヨタ自動車は「環境チャレンジ2050」として、生産工程から出る二酸化炭素を減らす長期の目標を自ら掲げて公表し、進み具合を毎年の報告書で開示している。法令が求める水準を超えた基準を自分で置き、達成度を外部に見せる形が典型である。
試験での引っ掛け
コンプライアンス(法令遵守)との包含関係で迷いやすい。法令遵守は守って当然の最低線であってCSRの一部にすぎず、CSRは法を超えた自発的な取組みまで含む広い概念である。上位に来るのはCSRの側と押さえる。
関連用語
出た過去問
出典:平成28年度 秋期 基本情報技術者試験 午前 問65(IPA)
CSR調達に該当するものはどれか。
正解:自然環境,人権などへの配慮を調達基準として示し,調達先に遵守を求める。
要点:CSR調達は環境や人権への配慮を取引先にも求める
CSR調達は、企業の社会的責任の観点を購買活動に組み込む考え方である。価格や品質だけでなく、環境負荷、人権や労働条件への配慮といった基準を示し、取引先にも遵守を求める。供給網全体で社会的責任を果たすことを目指す点が特徴である。
出典・参考
公式シラバスの9 企業と法務 > 1. 経営・組織論 > (1) 企業活動に掲載されている用語です。
解説は資格暗記が独自に作成しています。過去問の出典は各問題に記載のとおりです。