棚卸資産の評価方法とは?たなおろししさんのひょうかほうほう
棚卸資産の評価方法とは、期末に残った在庫の金額と、売上原価へ振り分ける金額を決める方法。先入先出法は先に仕入れた分から払い出したとみなし、移動平均法は仕入れのつど平均単価を計算し直す。総平均法は一定期間全体の平均単価をまとめて使う。
最終更新:2026-10-09
この語が出る過去問を解く →具体例
単価100円を10個、次に120円を10個仕入れ15個を販売した場合、先入先出法の売上原価は100×10+120×5で1,600円、期末在庫は120×5で600円になる。移動平均法なら平均単価110円で計算する。
試験での引っ掛け
物理的にどの品を出したかではなく、金額の割り当てに関する仮定である点が要点。価格が上昇する局面では先入先出法のほうが売上原価は小さくなり、その分だけ利益と期末在庫額は大きく計上される。
関連用語
出た過去問
出典:平成29年度 秋期 基本情報技術者試験 午前 問78(IPA)
表から、期末在庫品を先入先出法で評価した場合の期末の在庫評価額は何千円か。
正解:150
要点:先入先出法では期末在庫は新しい仕入単価から順に評価する
先入先出法では古く仕入れたものから払い出すため、期末に残る12個は新しい仕入分から順に構成される。9月の4個×14=56、7月の3個×13=39、6月の2個×12=24、4月の1個×11=11で合計10個・130千円、残る2個は期首在庫の単価10で20千円となる。合計は150千円である。
出典:平成30年度 秋期 基本情報技術者試験 午前 問77(IPA)
ある商品の前月繰越と受払いが表のとおりであるとき,先入先出法によって算出した当月度の売上原価は何円か。
正解:26,450
要点:先入先出法は古い単価の在庫から順に払い出して原価計算する
先入先出法では古い在庫から払い出す。15日の70個は前月繰越の単価200円分から出るので70×200=14,000円。25日の60個は残った200円の30個と215円の30個から出るので30×200+30×215=12,450円。合計26,450円が当月度の売上原価となる。
出典:平成30年度 春期 基本情報技術者試験 午前 問78(IPA)
商品Aの当月分の全ての受払いを表に記載した。商品Aを先入先出法で評価した場合、当月末の在庫の評価額は何円か。
正解:3,700
要点:先入先出法では新しい単価の在庫が期末に残る
先入先出法では古い在庫から払い出す。5日の30個は前月繰越10個(100円)と4日仕入の20個(120円)から出るので、残りは120円の20個。30日の30個はこの20個と7日仕入の10個(130円)から出るため、月末在庫は130円が20個と110円が10個となり、20×130+10×110=3,700円である。
出典・参考
解説は資格暗記が独自に作成しています。過去問の出典は各問題に記載のとおりです。