妥当性確認とは?だとうせいかくにん
妥当性確認とは、完成したシステムやソフトウェアが、利用者の要求や意図した使い方を本当に満たしているかを、実際の利用に近い環境で確かめる活動。「正しいものを作っているか」を問うもので、仕様どおりに作ったかを確かめる検証(ベリフィケーション)と対にして V&V(検証と妥当性確認)と呼ばれる。英語では Validation(バリデーション)。シラバスでは妥当性確認テストとして、テストの実施と結果の管理を行う工程が挙げられている。
最終更新:2026-10-10
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仕様書どおりに作ったはずのシステムが、現場では使い物にならないことがある。要件定義の段階で利用者の要求を書き漏らしたり、言葉の受け取り方がずれたりしていれば、仕様に忠実に作るほど要求から離れていくからである。仕様と照らし合わせる検証だけではこのずれを見つけられないため、最後は利用者の目的に照らして確かめる工程を独立させた。
具体例
Microsoft は Windows Insider Program で、正式公開前の Windows を希望した利用者に配り、実際の業務や家庭での使い方で不具合や使いにくさを報告してもらっている。社内のテストで仕様どおりの動作を確かめたあとでも、さまざまな機器・使い方の中で利用者が困らないかは、使う人の環境で確かめないと分からない。これが妥当性確認の考え方である。大学のゼミで作った出欠管理アプリを、実際に先生と学生に 1 週間使ってもらい「欠席連絡が講義の前に届くので助かる」かどうかを確かめるのも同じである。
試験での引っ掛け
検証との向きを逆にしないこと。仕様書・設計書と照らすのが検証、利用者の要求・使用目的と照らすのが妥当性確認である。そのため妥当性確認は利用者が参加し、本番に近い環境で行うのが基本になり、受入れテストや運用テストと結び付けて出題される。「スコープの妥当性確認」はプロジェクトマネジメントで完成した成果物を発注者が正式に受け入れる手続きのことで、名前は似ているがソフトウェアの V&V とは別の見出しである。
関連用語
出典・参考
解説は資格暗記が独自に作成しています。過去問の出典は各問題に記載のとおりです。