分岐予測とは?ぶんきよそく
分岐予測とは、条件分岐の結果が確定する前に、どちらへ進むかを予測し、その先の命令をパイプライン(命令を流れ作業で重ねて実行する仕組み)へ先に送り込む技術。過去の分岐の結果を記録して当てる方式が主流。予測が当たればパイプラインは止まらず、外れたら送り込んだ命令を捨ててやり直す。
最終更新:2026-10-10
この語が出る過去問を解く →背景
パイプラインでは、分岐命令の結果が出るまで次に読む命令が決まらず、流れが止まってしまう(分岐ハザード)。予測で先に進めておけば、止まる時間を減らせる。
具体例
2018年に公表された脆弱性 Spectre は、Intel・AMD・Arm の CPU が備える分岐予測を攻撃者がわざと外させ、捨てられるはずの先読みの痕跡から他のプログラムの秘密の情報を推測するものだった。高速化の仕組みが攻撃に使われた例である。
試験での引っ掛け
分岐予測は「どちらへ進むかを当てる」仕組み、投機実行は「当てた先を確定前に実行する」仕組みで、役割が違う。「予測が外れたら誤った結果のまま進む」は誤りで、実行結果は破棄される。
関連用語
出た過去問
出典:平成28年度 秋期 基本情報技術者試験 午前 問10(IPA)解説で登場
CPUにおける投機実行の説明はどれか。
正解:分岐命令の分岐先が決まる前に,予測した分岐先の命令の実行を開始する。
要点:投機実行は分岐予測に基づき結果確定前に先行実行する
投機実行は、分岐の結果が確定するのを待たずに分岐予測に基づいて先の命令の実行を始め、パイプラインの停止を減らす技法である。予測が当たれば処理を続行でき、外れた場合は実行済みの結果を破棄してやり直す。
出典・参考
解説は資格暗記が独自に作成しています。過去問の出典は各問題に記載のとおりです。