位相変調(PM)とは?ぴーえむ
位相変調(PM)とは、デジタルデータを送るために、データを運ぶ土台となる一定の波(搬送波)の位相のずれ方に情報を割り当てる変調方式(波の性質を変えてデータを載せる方式)。振幅と周波数は変えず、波の始まる位置だけをずらして0と1を表す。位相のパターンを4通り・8通りと増やせば1回の変調で2ビット・3ビットを運べるため、限られた帯域(使える周波数の幅)で速度を上げやすい。
最終更新:2026-10-09
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アナログの伝送路はもともと連続した波を送るためのもので、0と1の並びをそのまま流すことはできない。そこで波の性質のどれかにデータを対応させる必要が生じ、振幅・周波数・位相という3つの選択肢が出てきた。このうち位相は雑音で乱されにくく、受信側で基準の波と比べれば読み取れるため、高速化に向いた方式として使われている。
具体例
無線LANや携帯電話の通信では、位相を4通りに変えて1回で2ビットを送るQPSK(Quadrature Phase Shift Keying:4位相偏移変調)や、位相に振幅(波の高さ)の違いも組み合わせて16通りの波を作り、1回で4ビットを送る16QAM(Quadrature Amplitude Modulation:直交振幅変調)が使われる。電波の状態が良いときほど多くのビットを1回で送る方式へ自動的に切り替わる。固定電話の回線を使ったモデムの高速化も、位相を多値にする改良で進んだ。
試験での引っ掛け
AM(振幅変調)・FM(周波数変調)との取り違えが定番で、変えるのが波の高さか、波の細かさか、波の位置かで区別する。PCM(パルス符号変調)は名前が似ているが、アナログ信号をデジタルに直す符号化の方式で、変調の3方式とは別の話である。
関連用語
出典・参考
公式シラバスの1 基礎理論 > 4. 通信に関する理論 > (1) 伝送理論に掲載されている用語です。
解説は資格暗記が独自に作成しています。過去問の出典は各問題に記載のとおりです。