人間中心のAI社会原則とは?にんげんちゅうしんのえーあいしゃかいげんそく
人間中心のAI社会原則とは、日本政府が2019年に決定した、AIを社会へ取り入れるときに国や企業が踏まえるべき7つの原則。人間中心、教育・リテラシー、プライバシー確保、セキュリティ確保、公正競争確保、公平性と説明責任と透明性、イノベーションからなり、AIは人の判断を置き換えるのではなく能力を広げるものだと位置づける。
最終更新:2026-10-09
基本情報を最短で暗記・合格する →背景
AIは判断の根拠が外から見えにくいまま、採用や与信のように人の一生を左右する場面へ入り込む。個別の技術ごとに規制を作れば技術の進歩を止めかねず、何もしなければ不信が広がって利用そのものが進まない。細かい規則ではなく社会が共有する原則を先に示し、その下で各分野が具体的な指針を作る、という二段構えが選ばれた。
具体例
この原則を受けて経済産業省と総務省がAI事業者ガイドラインを示し、企業は自社のAI利用方針をそこへ合わせて定める。金融機関が与信の審査にAIを使う際、判断理由を後から説明できる形で残すのは、公平性・説明責任・透明性の原則に対応する。
試験での引っ掛け
政府が示す原則であって、違反に罰則のある法律ではない。人工知能学会倫理指針が研究者個人へ向けた自主的な倫理であるのに対し、こちらは社会全体の設計方針を示す点で対象が違う。原則の名称を選ばせる出題があるので、総称と個別の原則名を混同しないこと。
出典・参考
公式シラバスの8 経営戦略 > 1. ビジネスシステム > (4) AI(Artificial Intelligence:人工知能)の利活用に掲載されている用語です。
解説は資格暗記が独自に作成しています。過去問の出典は各問題に記載のとおりです。