並行運用とは?へいこううんよう
並行運用とは、新しいシステムへ切り替えるとき、一定期間は新旧両方のシステムを同時に動かし、同じ入力に対する結果を突き合わせて新システムが正しく動くことを確かめてから旧システムを止める移行方式。問題が見つかっても旧システムで業務を続けられるので安全性は高いが、入力や運用を二重に行うため、費用と人手はほかの方式より多くかかる。試験では、一斉移行(ある時点で全部を切り替える)・段階移行(業務や拠点ごとに順に切り替える)との違い、特に「安全だが高くつく」という得失の組合せが問われる。
最終更新:2026-10-10
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一斉移行は切替えが1回で済み費用も少ないが、新システムに不具合があると業務がその場で止まる。止められない業務ほど、旧システムという逃げ道を残したまま新システムを試したいという要求があり、両方を並べて動かす方式が使われてきた。
具体例
大学の履修登録システムを入れ替える場合、最初の数週間は学生の登録を新旧両方のシステムに反映させ、毎日の締めで登録人数や科目ごとの定員の数字が一致するかを比べる。差が出なくなったのを確かめてから旧システムを止める。この間、事務職員は二重のデータ確認を続けることになり、その手間と、2つのシステムを動かす費用が並行運用の代償になる。
試験での引っ掛け
「新旧両システムを並行運用することによって、移行に必要な費用が低減できる」は誤り(fe-2019a-am-56 の誤答肢)。並行運用は二重に動かすので費用は増える。得られるのは費用の削減ではなく、切替えの失敗に備えた安全性。また、並行運用は「新旧で環境の一部を共有する」ことではなく、それぞれを独立して動かして結果を比べること。
関連用語
出典・参考
解説は資格暗記が独自に作成しています。過去問の出典は各問題に記載のとおりです。