サイバーセキュリティ経営ガイドラインとは?さいばーせきゅりてぃけいえいがいどらいん
サイバーセキュリティ経営ガイドラインとは、経済産業省とIPAが策定した、経営者に向けたセキュリティ対策の指針。経営者が認識すべき3原則と、経営者が担当幹部(CISO(Chief Information Security Officer:最高情報セキュリティ責任者)など)に指示すべき重要10項目からなり、セキュリティを技術部門の作業ではなく経営の判断事項として扱うよう求めている点が中心にある。
最終更新:2026-10-09
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攻撃を受けて事業が止まれば、損害は売上だけでなく信用や取引先にまで及ぶ。それでも対策の予算と人は、効果が数字で見えにくいという理由で後回しにされやすかった。現場が必要性を訴えても、決裁する側に判断の材料がない。そこで、現場向けの技術基準とは別に、経営者が何を認識し何を指示すればよいかを短くまとめた文書が用意された。
具体例
情報システム部門が対策の予算を求めるとき、この指針の重要10項目を根拠に、対応方針の策定や事故発生時の体制整備が経営者の指示事項だと示せる。中小企業向けには、IPAのSECURITY ACTION(自己宣言制度)が入口として用意されている。
試験での引っ掛け
重要10項目は現場のIT部門ではなく、経営者が担当幹部へ指示する内容である点が問われる。また法令ではなく指針なので従わないことに罰則はなく、個人情報保護法のような義務規定と混同しやすい。
関連用語
出た過去問
出典:平成29年度 春期 基本情報技術者試験 午前 問39(IPA)
経済産業省とIPAが策定した“サイバーセキュリティ経営ガイドライン(Ver1.1)”が,自社のセキュリティ対策に加えて,実施状況を確認すべきとしている対策はどれ…
正解:自社のサプライチェーンのビジネスパートナが行うセキュリティ対策
要点:自社に加えサプライチェーン全体の対策状況を確認する
サイバーセキュリティ経営ガイドラインは、経営者が認識すべき原則と担当幹部に指示すべき重要事項を示しています。その中で、自社だけを守っても取引先が侵害されれば被害が波及するとして、系列企業や委託先を含むサプライチェーン全体のビジネスパートナのセキュリティ対策状況を確認することを求めています。
出典・参考
公式シラバスの3 技術要素 > 2. 情報セキュリティ管理 > (7) 情報セキュリティに関する基準に掲載されている用語です。
解説は資格暗記が独自に作成しています。過去問の出典は各問題に記載のとおりです。