サイバーセキュリティとは?さいばーせきゅりてぃ
サイバーセキュリティとは、ネットワークにつながった情報システムと、そこで扱う電子的な情報を、サイバー空間を経由する脅威から守る取組み。基本情報では、経済産業省とIPA(情報処理推進機構)の「サイバーセキュリティ経営ガイドライン」の中身が出題され、自社の内側だけでなく、責任がどこまでの範囲に及ぶかが問われる。
最終更新:2026-10-09
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攻撃者は守りの堅い本体を正面から狙わず、つながっている取引先や委託先の弱いところから入ってくる。自社の対策だけを固めても、部品メーカーや業務委託先が侵害されればそこを経由して被害が及ぶため、ガイドラインは経営者が確認すべき対象を自社の外側まで広げた。基本情報では、この「どこまでが自分の守備範囲か」という線引きがそのまま設問の形になる。技術的な対策の中身ではなく、確認する相手を選ばせる出し方である。
具体例
平成29年度春期午前問39では、サイバーセキュリティ経営ガイドライン(Ver1.1)が自社のセキュリティ対策に加えて実施状況を確認すべきとしている対策が問われ、正解は「自社のサプライチェーンのビジネスパートナが行うセキュリティ対策」だった。系列企業や委託先まで含めて対策状況を確認せよ、という趣旨である。
試験での引っ掛け
同じ設問の誤答が、範囲の広げ方を間違えた例になっている。「自社が提供する商品及びサービスの個人利用者が行うセキュリティ対策」「自社に出資している株主が行うセキュリティ対策」「自社の事業所近隣の地域社会が行うセキュリティ対策」は、いずれも確認の対象ではない。広げる方向は資本関係でも地理的な近さでも利用者でもなく、業務がつながっている取引の連鎖(サプライチェーン)である。もう一点、サイバーセキュリティと情報セキュリティは同義ではない。紙の書類の施錠保管や口頭でのやり取りは情報セキュリティには含まれるが、サイバー空間を経由しないためサイバーセキュリティの外にあり、対策範囲から紙の情報が抜け落ちていないかを問う出題がある。
関連用語
出た過去問
出典:平成29年度 春期 基本情報技術者試験 午前 問39(IPA)
経済産業省とIPAが策定した“サイバーセキュリティ経営ガイドライン(Ver1.1)”が,自社のセキュリティ対策に加えて,実施状況を確認すべきとしている対策はどれ…
正解:自社のサプライチェーンのビジネスパートナが行うセキュリティ対策
要点:自社に加えサプライチェーン全体の対策状況を確認する
サイバーセキュリティ経営ガイドラインは、経営者が認識すべき原則と担当幹部に指示すべき重要事項を示しています。その中で、自社だけを守っても取引先が侵害されれば被害が波及するとして、系列企業や委託先を含むサプライチェーン全体のビジネスパートナのセキュリティ対策状況を確認することを求めています。
出典・参考
公式シラバスの9 企業と法務 > 2. セキュリティ関連法規 > (1) サイバーセキュリティ基本法に掲載されている用語です。
解説は資格暗記が独自に作成しています。過去問の出典は各問題に記載のとおりです。