クラウドサービス(IaaS・PaaS・SaaS)とは?
クラウドサービス(IaaS・PaaS・SaaS)とは、インターネット経由でコンピュータ資源を利用する形態の分類。IaaS(サーバやストレージなどのインフラ部分を提供)、PaaS(アプリケーション実行環境まで提供)、SaaS(完成したアプリケーションソフトそのものを提供)の順に、利用者が管理する範囲が狭くなり、提供者が管理する範囲が広くなる。
基本情報技術者試験の過去問では8回出題されています(2016年度〜2026年度)。
くらうどさーびす
クラウドサービス(IaaS・PaaS・SaaS)の意味
インターネット経由でコンピュータ資源を利用する形態の分類。IaaS(サーバやストレージなどのインフラ部分を提供)、PaaS(アプリケーション実行環境まで提供)、SaaS(完成したアプリケーションソフトそのものを提供)の順に、利用者が管理する範囲が狭くなり、提供者が管理する範囲が広くなる。
クラウドサービス(IaaS・PaaS・SaaS)の具体例
OSやミドルウェアまで自分で選んで構築したい場合はIaaS、開発したプログラムのデプロイ先だけ用意してほしい場合はPaaS、メールソフトのように完成したアプリをそのまま使いたい場合はSaaSが適している。
クラウドサービス(IaaS・PaaS・SaaS)は試験でどう引っ掛けられる?
「利用者側がどこまで管理・カスタマイズできるか」という切り口で3種類を並べると覚えやすいが、逆に「提供者側の管理範囲」で聞かれると順序を逆に捉えやすい。
クラウドサービス(IaaS・PaaS・SaaS)と関連する用語
クラウドサービス(IaaS・PaaS・SaaS)が出た過去問
SaaS(Software as a Service)を利用するときの企業のセキュリティ管理についての記述のうち,適切なものはどれか。
正解:システムの構築を行わずに済み,アプリケーションソフトウェア開発に必要なセキュリティ要件の定義やシステムログの保存容量の設計が不要である。
要点:SaaSでも利用者にアカウント管理と規程整備の責任が残る
SaaSでは完成したアプリケーションを利用するため、開発時のセキュリティ要件定義やログの保存容量設計といった構築工程の作業は事業者側に委ねられる。一方、利用者側の責任として残るのは、アカウントとアクセス権の管理、社内規程の整備、障害時の業務手順やデータのバックアップである。責任分界点を取り違えないことが要点になる。
出典:平成28年度 春期 基本情報技術者試験 午前 問41(IPA)社内業務システムをクラウドサービスへ移行することによって得られるメリットはどれか。
正解:PaaSを利用すると、プラットフォームの管理やOSのアップデートは、サービスを提供するプロバイダが行うので、導入や運用の負担を軽減することができる。
要点:PaaSはOS・基盤の保守を事業者が持ち、運用負担を減らせる
PaaSはアプリケーションの実行基盤(OS・ミドルウェア・ランタイム)までを事業者が提供・保守する形態なので、利用者はOSのパッチ適用やプラットフォームの維持管理から解放され、導入と運用の負担を減らせる。SaaSは完成した業務ソフトを使う形態、IaaSは仮想サーバなど基盤資源を借りる形態であり、責任範囲がそれぞれ異なる。
出典:平成29年度 秋期 基本情報技術者試験 午前 問14(IPA)ハイブリッドクラウドの説明はどれか。
正解:自社専用に使用するクラウドサービスと,汎用のクラウドサービスとの間でデータ及びアプリケーションソフトウェアの連携や相互運用が可能となる環境を提供すること
要点:自社専用と汎用のクラウドを連携させる形態がハイブリッド
ハイブリッドクラウドは、自社専用のプライベートクラウドと外部の汎用的なパブリッククラウドを組み合わせ、データやアプリケーションを連携させて使う形態である。機密性の高い処理は自社側に置き、負荷変動の大きい処理は外部を使うといった使い分けができる。料金体系や提供対象による区分とは無関係である。
出典:令和5年度 (公開問題) 基本情報技術者試験 kamokuA 問15(IPA)クラウドコンピューティングのサービスモデルとしてのPaaSの説明はどれか。
正解:アプリケーションの開発や運用に必要となるミドルウェアなどが利用者に提供されるので,これらを利用して,アプリケーションを開発して運用することができる。利用者は,プラットフォームを直接変更することはできない。
要点:PaaSはミドルウェアまで提供。アプリは利用者が作る
PaaSは、アプリケーションの開発と実行に必要なOSやミドルウェアまでを事業者が用意し、利用者はその上で自分のアプリケーションを開発・運用する形態である。プラットフォーム自体の構成や変更は利用者にはできない。IaaSはOSから自由に扱え、SaaSはアプリケーションまで提供される点で区別する。
出典:令和8年度 (公開問題) 基本情報技術者試験 kamokuA 問4(IPA)A社は,自社のデータセンタでアプリケーションシステムを運用し,顧客にサービスを提供している。現在,アプリケーションシステムの実行環境をクラウドサービスに移行して…
正解:1.99
要点:可用性=(提供時間−停止時間)÷提供時間。単位換算に注意
移行前の可用性は(5,000−100)÷5,000=98.00%である。移行後は停止時間が30分=0.5時間なので、(5,000−0.5)÷5,000=99.99%となる。差は99.99−98.00=1.99パーセントポイントである。分単位の停止時間を時間に直してから計算することが要点になる。
出典:令和8年度 (公開問題) 基本情報技術者試験 kamokuA 問14(IPA)
最終更新:2026-08-25/解説は資格暗記が独自に作成しています。 過去問の出典は各問題に記載のとおりです。