カーボンニュートラルとは?かーぼんにゅーとらる
カーボンニュートラルとは、温室効果ガスの排出量から、森林などによる吸収量と人為的な除去量を差し引いて、合計を実質ゼロにすること。排出そのものをまったく出さないという意味ではなく、減らしきれない分を吸収や排出量取引で相殺し、差し引きをゼロに合わせる考え方を指す。
最終更新:2026-10-09
この語が出る過去問を解く →背景
経済活動を続ける限り排出を完全になくすことは現実的でなく、「ゼロにできないのだから取り組めない」という状態が長く続いた。排出と吸収の差し引きで測る定義にしたことで、省エネの努力と森林の保全、排出量取引を同じ物差しの上で足し合わせられるようになり、企業や国が現実に掲げられる目標になった。基本情報では脱炭素経営やGX(グリーントランスフォーメーション:脱炭素に向けて産業や社会の仕組みを変えること)の用語として問われる。
具体例
年に1万トンのCO2を排出する企業が、省エネ設備と再生可能エネルギーへの切替えで7千トンまで減らし、残る3千トン分をカーボンクレジットの購入で相殺すれば、算定上は実質ゼロとなる。日本政府も2050年カーボンニュートラルを目標に掲げている。
試験での引っ掛け
排出量そのものをゼロにすることではなく、吸収・除去や排出量取引による相殺を含めた「実質ゼロ」を指す。廃棄物の再資源化によって埋立てをなくすゼロエミッションとは対象が異なり、こちらが扱うのは温室効果ガスである点も押さえる。
関連用語
出た過去問
出典:令和7年度 公開問題 基本情報技術者試験 科目A 問20(IPA)解説で登場
カーボンフットプリントの説明として,適切なものはどれか。
正解:原材料調達から廃棄・リサイクルに至るまでのライフサイクル全体を通して排出される温室効果ガスの排出量を,CO2量に換算して,その値を商品やサービスに表示すること
要点:カーボンフットプリントは全工程のCO2排出量を表示
カーボンフットプリントは、原材料の調達から製造・流通・使用・廃棄・リサイクルに至る製品のライフサイクル全体で排出される温室効果ガスを、CO2に換算した量として算定し、商品やサービスに表示する仕組みである。消費者が環境負荷を比較して選べるようにすることを狙う。カーボンニュートラルやトレーサビリティとは目的が異なる。
出典・参考
公式シラバスの9 企業と法務 > 1. 経営・組織論 > (5) 社会におけるIT 利活用の動向に掲載されている用語です。
解説は資格暗記が独自に作成しています。過去問の出典は各問題に記載のとおりです。