UMLとは?
UMLとは、オブジェクト指向の分析・設計で使う図記法を体系化した統一表記法。構造を表す図と振舞いを表す図に大別され、同じ対象を複数の視点から描き分ける。組込みでは要求から設計への追跡性を確保する道具として問われる。
エンベデッドシステムスペシャリスト試験の過去問では2回出題されています(2020年度〜2022年度)。
ゆーえむえる
UMLの意味
オブジェクト指向の分析・設計で使う図記法を体系化した統一表記法。構造を表す図と振舞いを表す図に大別され、同じ対象を複数の視点から描き分ける。組込みでは要求から設計への追跡性を確保する道具として問われる。
UMLの具体例
機器の機能をユースケース図で洗い出し、内部の役割分担をクラス図に、電源投入から待機までの振舞いを状態遷移図に、タスク間の通信手順をシーケンス図に落とす。図を跨いで同じ名前を使うことで、要求と実装の対応を追える。
UMLは試験でどう引っ掛けられる?
図の種類と用途の対応を取り違えやすい。時間の経過に沿った相互作用はシーケンス図、条件による内部状態の変化は状態遷移図、といった住み分けがあり、どれか一つで全部を表そうとすると破綻する。
UMLと関連する用語
UMLが出た過去問
UML 2.0において、オブジェクト間の相互作用を時間の経過に注目して記述するものはどれか。
正解:シーケンス図
要点:シーケンス図は時間軸に沿った相互作用を表す
シーケンス図は、オブジェクトを横に並べて縦軸を時間の流れとし、オブジェクト間でやり取りされるメッセージを時系列に沿って矢印で表す相互作用図である。処理の順序や生存期間が視覚的に分かるため、シナリオの検証に用いられる。同じ相互作用でも、時間ではなくオブジェクト間の接続関係に着目して描くのがコミュニケーション図である。
出典:令和2年度 10月 エンベデッドシステムスペシャリスト試験 am2 問18(IPA)イベント駆動型のアプリケーションプログラムにおける、時系列でのオブジェクト間の相互作用を設計するのに有用なものはどれか。
正解:シーケンス図
要点:シーケンス図は時間軸に沿ったオブジェクト間の相互作用を表す
シーケンス図はUMLの相互作用図の一つで、縦軸に時間、横軸にオブジェクトを並べ、オブジェクト間でやり取りされるメッセージを時系列に沿って表す。どのイベントを受けてどのオブジェクトがどの順序で呼び出されるかが一目で分かるため、イベント駆動型プログラムの処理の流れを設計・検証するのに適している。
出典:令和4年度 秋期 エンベデッドシステムスペシャリスト試験 am2 問19(IPA)
最終更新:2026-08-25/解説は資格暗記が独自に作成しています。 過去問の出典は各問題に記載のとおりです。