FMEAとは?えふえむいーえー
FMEAとは、構成要素ごとに起こりうる故障モードを洗い出し、それがシステム全体へ与える影響・検出手段・発生頻度・影響度を評価して対策の優先順位を決める、ボトムアップ型の解析手法。発生・影響・検出の評点を掛け合わせたリスク優先数(RPN)で並べ替えるやり方が広く使われる。
最終更新:2026-10-06
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設計の妥当性を「試作機が動いたから良し」で判断すると、めったに起きない故障が量産後の市場で表面化する。そこで、まだ物が無い設計段階のうちに部品や工程の単位で故障の可能性を網羅的に並べ、手を打つ順番を数値で決める手続きが求められた。網羅の単位を要素に置くため設計者の勘に頼らずに済む一方、洗い出しの粒度をどこに取るかが解析の質をそのまま左右する。
具体例
自動車業界ではAIAGとVDAが共通の手順書をまとめ、設計を対象とするDFMEAと工程を対象とするPFMEAを使い分ける。組込み機器では「抵抗のオープン故障」「コンデンサのショート故障」「センサ出力の固着」といった単位で影響を評価し、検出手段の無い項目に自己診断を追加する判断へつなげる。
試験での引っ掛け
望ましくない事象(トップ事象)を頂点に置いて原因を論理ゲートで下へ展開するのはFTAであり、こちらとは進む向きが逆になる。またこの手法は単一の故障モードを順に見ていく建て付けなので、複数の故障が重なったときの影響や、部品がすべて正常なのに相互作用で生じる危険は原理的に拾いにくい。
関連用語
出た過去問
出典:令和6年度 秋期 エンベデッドシステムスペシャリスト試験 午前Ⅱ 問19(IPA)
故障の予防を目的とした解析手法であるFMEAの説明はどれか。
正解:個々のシステム構成要素に起こり得る潜在的な故障モードを特定し、それらの影響度を評価する。
要点:FMEAは要素ごとの故障モードと影響を洗い出す手法
FMEA(故障モード影響解析)は、構成要素ごとにどのような壊れ方(故障モード)が起こりうるかを洗い出し、それが上位のシステムに与える影響の大きさや発生頻度、検出の難しさを評価して、対策すべき箇所を絞り込む手法である。下位から上位へ積み上げるボトムアップの解析で、設計段階での予防に用いる。
出典・参考
解説は資格暗記が独自に作成しています。過去問の出典は各問題に記載のとおりです。