決定表(デシジョンテーブル)とは?けっていひょう
決定表(デシジョンテーブル)とは、条件の組合せと、それぞれに対して取るべき動作を、条件記述部・条件指定部・動作記述部・動作指定部の4区画の表に整理した記法。条件がn個なら2のn乗通りの列が並ぶので、仕様の抜けと矛盾を機械的に洗い出せる。テストケースの導出にもそのまま使える。
最終更新:2026-10-06
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「AかつBのとき、ただしCなら除く」といった条件が絡む仕様を散文で書くと、書いた本人でも漏れに気づけない。列を全部並べてしまえば、動作が定義されていない列が抜けとしてそのまま見える。組込みでは、温度・電圧・回転数の複数条件で出力を止める保護ロジックがまさにこの形をしており、仕様レビューと単体テストの設計の両方で、この表が根拠になる。
具体例
電池パックの充電可否を、セル温度が範囲内か・セル電圧が上限未満か・充電器の認証が成立したか、の3条件で決めるなら8通りを並べる。表を起こしてみると、温度範囲外かつ認証未成立の列に動作が書かれておらず、実装は初期値のまま充電を続けていた、という抜けが見つかる。
試験での引っ掛け
決定表が保証するのは条件の組合せの網羅であって、判定を行う順序ではない。順序や階層を表すのは決定木で、別物。条件が増えれば列は指数的に増えるので、実務では起こり得ない組合せを不問(−)で畳む作業が要り、その畳み方が妥当かどうかこそが本当のレビュー対象になる。
関連用語
出典・参考
解説は資格暗記が独自に作成しています。過去問の出典は各問題に記載のとおりです。