単一障害点(SPOF)とは?たんいつしょうがいてん
単一障害点(SPOF)とは、そこが停止するとシステム全体が停止してしまう、冗長化されていない構成要素。多重化したつもりでも、電源・クロック・コネクタ・信号線のように系をまたいで共有している部品が残れば、そこが単一障害点になる。可用性の設計は、この共有点を洗い出して潰す作業に帰着する。
最終更新:2026-10-06
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装置を二重化すれば止まらないという直感は、二つの系の故障が独立に起きるという前提の上でしか成り立たない。同じ電源、同じ発振器、同じロットの部品を共有していれば一度にまとめて落ちる(共通原因故障)。この前提の穴を名指しするための概念で、信頼性・安全性の要求水準を各設計へ割り当てるときの起点になる。
具体例
制御基板を二重化しても、両系が同じDC-DCコンバータから給電され、同じ水晶発振器のクロックを分配していれば、その2部品が単一障害点になる。系ごとに電源とクロック源を分け、系間の通信路も別ハーネスに通すところまでやって初めて二重化が効く。
試験での引っ掛け
冗長化の有無をソフトウェアや装置の単位だけで判断しない。電源・クロック・空調・回線・保守要員・部品の供給元まで含めて洗い出す。とくに供給元が1社しかない部品は、故障ではなく調達側の単一障害点であり、可用性の議論から漏れやすい。
関連用語
出典・参考
解説は資格暗記が独自に作成しています。過去問の出典は各問題に記載のとおりです。