定義域とは?
定義域とは、属性が取り得る値の集合。データ型よりも意味的に狭い範囲を指し、「同じ定義域どうししか比較・和演算できない」という制約の根拠になる。
データベーススペシャリスト試験の過去問では4回出題されています(2016年度〜2024年度)。
ていぎいき
定義域の意味
属性が取り得る値の集合。データ型よりも意味的に狭い範囲を指し、「同じ定義域どうししか比較・和演算できない」という制約の根拠になる。
定義域の具体例
「都道府県コード」は同じINTEGER型でも「金額」とは別の定義域なので、両者を比較する演算は意味をなさない。
定義域は試験でどう引っ掛けられる?
和・差・共通の集合演算には、両者が同じ次数で対応する属性の定義域が一致していること(合併両立/和両立)が必要。直積だけはこの条件が不要。
定義域と関連する用語
定義域が出た過去問
関係AとBに対して和集合演算が成立するための必要十分条件はどれか。
正解:次数が同じで、対応する属性のドメインが等しい。
要点:和集合には次数と対応属性のドメイン一致(合併両立)が必要
和・差・共通部分といった集合演算は、二つの関係が合併両立(union compatible)であることが条件になる。すなわち属性の個数(次数)が同じで、対応する位置の属性のドメインが一致している必要がある。属性名の一致までは求められない。
出典:平成28年度 春期 データベーススペシャリスト試験 am2 問15(IPA)DNS水責め攻撃(ランダムサブドメイン攻撃)の方法はどれか。
正解:標的の権威DNSサーバに、ランダムかつ大量に生成した存在しないサブドメイン名を問い合わせる。
要点:存在しないサブドメインの大量問合せで権威DNSを枯渇させる
DNS水責め攻撃は、実在しないランダムなサブドメイン名を大量に問い合わせる攻撃である。キャッシュに存在しない名前なので問合せが必ず権威DNSサーバまで転送され、その権威サーバが処理しきれずサービス不能に陥る。踏み台にされるキャッシュサーバ側にも負荷がかかる。
出典:平成30年度 春期 データベーススペシャリスト試験 am2 問20(IPA)関係R,Sに次の演算を行うとき、RとSが和両立である必要のないものはどれか。
正解:直積
要点:直積だけは和両立が不要。和・差・共通は同じ属性構成が前提
和両立とは、2つの関係の次数(属性数)が等しく、対応する属性の定義域も一致していることをいう。和・差・共通集合は行同士を突き合わせる演算なので和両立が前提になるが、直積は両者の属性を単に並べて全組合せを作る演算なので、構造が違っていても実行できる。よってウが該当する。
出典:令和3年度 秋期 データベーススペシャリスト試験 am2 問11(IPA)関係R、Sに次の演算を行うとき、RとSが和両立である必要のないものはどれか。
正解:直積
要点:直積だけは和両立(同次数・同定義域)が不要
和両立とは、2つの関係の次数(属性の数)が等しく、対応する属性の定義域も同じであることをいう。和・差・共通(積)といった集合演算は行同士を突き合わせるため、この条件が必要になる。一方、直積は両者の属性を単純に連結して全組合せを作る演算なので、次数も定義域も一致している必要がない。
出典:令和6年度 秋期 データベーススペシャリスト試験 am2 問11(IPA)
最終更新:2026-08-25/解説は資格暗記が独自に作成しています。 過去問の出典は各問題に記載のとおりです。