リスクの定量的分析とは?りすくのていりょうてきぶんせき
リスクの定量的分析とは、特定したリスクの発生確率と影響を数値に置き、全体としてどれだけの超過が起こりうるかをシミュレーションなどで見積もる分析。データベースの案件では、切替当日の移行ジョブが停止枠に収まるか、予備時間をどれだけ積むべきかという形で使い、三点見積り・期待金額価値・モンテカルロ法が道具になる。
最終更新:2026-10-06
データベースSPを最短で暗記・合格する →背景
定性的な順位付けだけでは「重大なリスクが3件ある」で止まり、予備をいくら積むべきかが決まらない。とりわけデータ移行は、件数と索引の再作成時間が読みにくく、ジョブ1本の遅れが切替枠全体を押し出す。確率分布として扱えば「枠を超える確率」という形の判断材料になり、予備時間や切り戻しを決断する期限を数字で置ける。
具体例
1億件の移行ジョブが最短4時間・最頻6時間・最悪12時間と見込めるなら、三点見積りの期待値は(4+6×4+12)÷6で約6.7時間。停止枠が8時間なら予備は1.3時間しかなく、索引を後付けにする、期間を分けて差分だけ流す、といった手を先に決めておくことになる。
試験での引っ掛け
定性的分析と定量的分析は段階が違う。全リスクをいきなり数値化するのではなく、定性的に絞り込んだ重要リスクへ定量的分析をかけるのが順序。期待値だけを見て予備を決めると、分布の裾にあたる最悪ケースに備えられない点も問われる。
出典・参考
解説は資格暗記が独自に作成しています。過去問の出典は各問題に記載のとおりです。