重要性(監査上の重要性)とは?
重要性(監査上の重要性)とは、発見された事項が、利用者の判断や組織の目標達成にどの程度影響するかの度合い。監査人は重要性の基準を設けて、報告すべき事項と軽微な事項を区別し、監査手続の範囲を決める。
システム監査技術者試験の過去問では2回出題されています(2022年度〜2024年度)。
じゅうようせい
重要性(監査上の重要性)の意味
発見された事項が、利用者の判断や組織の目標達成にどの程度影響するかの度合い。監査人は重要性の基準を設けて、報告すべき事項と軽微な事項を区別し、監査手続の範囲を決める。
重要性(監査上の重要性)の具体例
システムの軽微な操作性の不便は指摘の対象外とし、権限分離の欠如のように不正を招き得る事項は重要な指摘として報告する。
重要性(監査上の重要性)は試験でどう引っ掛けられる?
金額の大小だけで決めない。法令違反や不正の兆候のように質的に重要な事項は、金額が小さくても報告対象になる。重要性の基準を高く置くほど監査手続は簡素になる、という関係も押さえる。
重要性(監査上の重要性)と関連する用語
重要性(監査上の重要性)が出た過去問
システム管理基準(平成30年)では、前文において同基準の活用における留意点について記述している。記述内容として、適切なものはどれか。
正解:大企業だけでなく、中小企業向けの情報システム化戦略、情報システム化実践に関わる適切な自己診断及び監査にも使用できる。
要点:システム管理基準は中小企業も含め実情に応じ取捨選択して使う参考項目
システム管理基準は前文で、あくまで参考となる管理項目を示したものであり、組織の規模や業種、システムの重要性に応じて取捨選択して使うべきものだと述べている。大企業に限らず中小企業の情報システム化戦略や実践に関する自己診断・監査にも活用できるとされ、独自の管理基準を作る際にも自組織の実情に合わせて調整することが前提となる。
出典:令和4年度 秋期 システム監査技術者試験 am2 問3(IPA)金融庁“財務報告に係る内部統制の評価及び監査に関する実施基準(令和5年)”に関する記述のうち、適切なものはどれか。
正解:金融商品取引法による内部統制報告制度は、財務報告の信頼性以外の他の目的を達成するためのITの統制の整備及び運用を直接的に求めるものではない。
要点:内部統制報告制度が求めるIT統制は財務報告の信頼性に関わる範囲
金融商品取引法の内部統制報告制度は、財務報告の信頼性を確保することを目的としている。したがってITの統制についても、財務報告の信頼性に関わる範囲で整備・運用が求められるのであって、業務の有効性や法令遵守など他の目的のためのIT統制を直接的に要求するものではない。評価範囲も重要性に基づいて絞り込むことが認められている。
出典:令和6年度 秋期 システム監査技術者試験 am2 問9(IPA)
最終更新:2026-08-25/解説は資格暗記が独自に作成しています。 過去問の出典は各問題に記載のとおりです。