重要性(監査上の重要性)とは?じゅうようせい
重要性(監査上の重要性)とは、発見された事項が、報告書の利用者の判断や組織の目標達成にどの程度影響するかの度合い。監査人はあらかじめ重要性の基準を定め、報告すべき事項と軽微な事項を区別するとともに、実施する監査手続の範囲と深さを決める。
最終更新:2026-10-06
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すべての逸脱を同じ重みで報告すれば、報告書は細かな指摘で埋まり、経営者が本当に手を打つべき事項が埋もれる。逆に基準を示さないまま取捨選択すれば、監査人の恣意で結論が変わる。あらかじめ重要性の基準を置き、それに照らして扱いを決めることで、報告の取捨選択に検証可能な筋道を通している。監査人は基準の設定根拠を監査調書に残す必要がある。
具体例
システムの軽微な操作性の不便は指摘の対象外とし、権限分離の欠如のように不正を招き得る事項は、金額的な影響が小さくても重要な指摘として報告する。基準の設定と適用の一貫性は、監査調書の査閲で確かめられる。
試験での引っ掛け
金額の大小だけで決めない。法令違反や不正の兆候のように質的に重要な事項は、金額が小さくても報告対象になる。また重要性の基準を高く置くほど報告対象は絞られ手続は簡素になるという関係も押さえる。基準を高くすることが丁寧な監査を意味するわけではない。
関連用語
出典・参考
解説は資格暗記が独自に作成しています。過去問の出典は各問題に記載のとおりです。