ロバストネス分析とは?ろばすとねすぶんせき
ロバストネス分析とは、ユースケース記述と詳細設計の間を埋める分析手法で、記述に現れる要素をバウンダリ(画面などの境界)、コントロール(処理)、エンティティ(永続データ)の3種に分類し、相互作用として図に整理する。開発の監査では、要件から設計への対応が第三者に辿れる形で残っているかを確かめる際の成果物として現れる。
最終更新:2026-10-06
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要求は自然言語の文章で書かれ、設計はクラスやテーブルで書かれる。この二つの間には表現の飛躍があり、設計者の頭の中だけで埋められると、なぜその設計になったのかを後から誰も説明できなくなる。粗い3分類を挟むのは、この飛躍を文書として残すためである。開発工程の監査で追跡可能性が問われるのも同じ趣旨で、監査人はこの種の中間成果物を要件と設計をつなぐ結節点として見る。
具体例
ユースケース駆動開発を確立したイヴァー・ヤコブソンが提唱し、ICONIXプロセスとして手順化された。「注文を登録する」からは、注文入力画面(バウンダリ)、注文登録処理(コントロール)、注文データ(エンティティ)を取り出す。監査人はこの図を要件定義書の項番と設計書の双方に突き合わせ、どの要件にも紐づかない処理が無いかを確かめる。
試験での引っ掛け
図が描かれている事実を、要件と設計の対応が取れている証拠と読んでしまうのが監査人側の落とし穴。形式が揃うことと追跡可能性は別で、どの要件記述がどの要素へ落ちたのかを辿れなければ証拠にならない。図そのものの読み方でも、画面がエンティティを直接読み書きする線は誤り(間には必ずコントロールが入る)、バウンダリは画面に限らず外部システムとの接点も指す、エンティティは永続データであって処理ではない、と3分類の役割を入れ替えた形が定番の誤りになる。
関連用語
出典・参考
解説は資格暗記が独自に作成しています。過去問の出典は各問題に記載のとおりです。