マイクロサービスアーキテクチャとは?まいくろさーびすあーきてくちゃ
マイクロサービスアーキテクチャとは、業務機能ごとに独立して開発・デプロイ・拡張できる小さなサービスへ分割し、APIで連携させる設計方針。狙いは変更とスケールの単位を業務の単位にそろえることにあり、その代償として通信の失敗の扱いと、分散したデータの整合性を設計で引き受ける必要が生じる。
最終更新:2026-10-06
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一体構成(モノリシック)では、機能の一部を直すだけでも全体を再ビルドして一度に配置し直すことになり、担当チームが増えるほどリリースの調整に時間を取られる。負荷が集中する機能だけ増強したくても、全体を丸ごと複製するしかない。変更の単位と配置の単位がずれているという構造的な問題を、分割によって解消しようとしたのがこの方針である。
具体例
ネット通販であれば注文・決済・在庫を別サービスに分け、決済だけを更新したり、繁忙期に在庫参照だけを増強したりできる。実行基盤にはKubernetesが使われ、応答しないサービスへの呼出しを遮断するサーキットブレーカーや、通信制御を担うサービスメッシュを組み合わせる。
試験での引っ掛け
分割すれば必ず優れるという読み方をさせる出題に注意する。サービス間の通信が増えるぶん障害点も増え、複数サービスをまたぐ更新では2相コミットが使いにくく、結果整合性を前提とした設計が要る。単に小さく割ることが目的ではなく、業務の境界で分けなければ、かえって呼出しが絡み合って一体構成より保守しにくくなる。
関連用語
出た過去問
出典:令和6年度 秋期 応用情報技術者試験 午前 問47(IPA)
マイクロサービスアーキテクチャを利用するとき、システム構築上の利点はどれか。
正解:各サービスの変更がしやすい。
要点:マイクロサービスは疎結合なので個別に変更・デプロイしやすい
マイクロサービスアーキテクチャは、システムを独立してデプロイ可能な小さなサービスに分割する構成である。各サービスが疎結合で独立しているため、あるサービスの変更が他へ波及しにくく、個別に修正・再デプロイできる点が大きな利点である。一方でサービス間通信のオーバーヘッドや、分散したデータの整合性確保は難しくなる。
出典・参考
公式シラバスの4 開発技術 > 2. 設計 > (2) システム設計に掲載されている用語です。
解説は資格暗記が独自に作成しています。過去問の出典は各問題に記載のとおりです。