ITガバナンス・ITへの対応とは?
ITガバナンス・ITへの対応とは、ITガバナンスは、経営陣が組織の戦略・目標達成のためにIT投資やIT活用の方向性を適切に統制・監督する仕組み。金融庁の実施基準における「ITへの対応」は、内部統制の基本的要素の一つとして、業務にITを組み込む際の統制(ITに対する組織的な対応・IT環境への対応)を位置づけている。
応用情報技術者試験の過去問では2回出題されています(2016年度〜2023年度)。
あいてぃーがばなんす・あいてぃーへのたいおう
ITガバナンス・ITへの対応の意味
ITガバナンスは、経営陣が組織の戦略・目標達成のためにIT投資やIT活用の方向性を適切に統制・監督する仕組み。金融庁の実施基準における「ITへの対応」は、内部統制の基本的要素の一つとして、業務にITを組み込む際の統制(ITに対する組織的な対応・IT環境への対応)を位置づけている。
ITガバナンス・ITへの対応の具体例
経営会議で主要なIT投資案件の妥当性を審議し、投資が経営戦略に沿っているかを継続的にチェックする体制を設ける。
ITガバナンス・ITへの対応は試験でどう引っ掛けられる?
内部統制と取り違えやすい。内部統制は経営者が業務の適正を確保するために社内へ及ぼす仕組み、ITガバナンスは経営陣がIT活用の方向性を定め監督する仕組みで、責任主体は情報システム部門ではなく経営者。「ITガバナンスの構築はCIO配下の情報システム部門の役割」という記述は誤り。
ITガバナンス・ITへの対応と関連する用語
ITガバナンス・ITへの対応が出た過去問
金融庁の"財務報告に係る内部統制の評価及び監査に関する実施基準"における"ITへの対応"に関する記述のうち、適切なものはどれか。
正解:ITの統制は、ITに係る全般統制及びITに係る業務処理統制から成る。
要点:ITの統制は全般統制と業務処理統制の2区分から成る
同基準では、ITの統制を「ITに係る全般統制」と「ITに係る業務処理統制」の2つに区分しています。全般統制は開発・運用・アクセス管理など業務処理統制が有効に機能する環境を保証するもので、業務処理統制は個々の業務処理が正確に行われることを担保するものです。IT環境は企業外部の利用状況も含み、手作業だけの内部統制も直ちに不備とはされません。
出典:平成28年度 秋期 応用情報技術者試験 午前 問60(IPA)金融庁“財務報告に係る内部統制の評価及び監査に関する実施基準(令和元年)”における“ITへの対応”に関する記述のうち、適切なものはどれか。
正解:ITの統制は、ITに係る全般統制及びITに係る業務処理統制から成る。
要点:ITの統制はIT全般統制とIT業務処理統制の二つで構成
実施基準では、ITの統制はIT全般統制とIT業務処理統制の二つから構成されるとしている。IT全般統制はシステムの開発・保守、運用管理、アクセス管理など業務処理統制が有効に機能する環境を支えるもので、IT業務処理統制は個々の業務処理の正確性を確保するものである。なおIT環境には企業外部の状況も含まれ、手作業のみの内部統制が直ちに不備となるわけではない。
出典:令和5年度 秋期 応用情報技術者試験 午前 問60(IPA)
最終更新:2026-08-25/解説は資格暗記が独自に作成しています。 過去問の出典は各問題に記載のとおりです。