IFRS(国際財務報告基準)とは?あいえふあーるえす
IFRS(国際財務報告基準)とは、IASB(国際会計基準審議会)が定める会計基準で、日本では強制適用ではなく企業が選べる任意適用にとどまる。細かな処理を条文で縛らず考え方だけを示す原則主義を採るため、同じ取引でも企業の判断で表示が変わりうる。のれんを償却しない、包括利益を表示するなど日本基準との差が出題される。
最終更新:2026-10-06
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国ごとに会計基準が違った時代は、同じ企業グループでも子会社の所在国ごとに別の基準で決算を組み直す必要があり、投資家は海外企業の財務諸表を横に並べても比べられなかった。資本が国境を越えて動くほどこの読み替えの負担が重くなり、統一基準を求める圧力が強まった。応用情報の読者にとっては、経理部門でなくとも連結決算システムの改修要件として関わる話になる。
具体例
日本取引所グループが公表するIFRS適用会社の一覧には、海外売上比率の高い製造業や商社が並ぶ。連結子会社の決算を各国基準から読み替える工程が消えるため、決算の早期化とグループ会計システムの単純化という実利で選ばれている。
試験での引っ掛け
「上場企業はIFRSで決算する」は誤り——日本は任意適用で、日本基準・米国基準・IFRSからの選択制である。細則主義の米国基準と原則主義のIFRSを取り違える選択肢も定番。のれんを毎期償却するのが日本基準、償却せず減損テストで見るのがIFRS、と向きを押さえる。
関連用語
出た過去問
出典:令和元年度 秋期 応用情報技術者試験 午前 問76(IPA)
国際的な標準として取り決められた会計基準などの総称であり、資本市場の国際化に対し、利害関係者からみた会計情報の比較可能性や均質性を担保するものはどれか。
正解:IFRS
要点:IFRSはIASBが定める国際会計基準、比較可能性の確保が狙い
IFRS(国際財務報告基準)は、IASBが策定する国際的な会計基準の総称です。国ごとに異なる会計処理を共通化することで、資本市場の国際化に伴い、投資家などの利害関係者が各国企業の財務情報を比較・評価しやすくすることを狙いとしています。
出典・参考
公式シラバスの9 企業と法務 > 3. 会計・財務 > (1) 企業活動と会計に掲載されている用語です。
解説は資格暗記が独自に作成しています。過去問の出典は各問題に記載のとおりです。