BOM(部品表)とは?ぶひんひょう
BOM(部品表)とは、製品を構成する部品・材料の親子関係と員数(必要数)を定義した基準データ。階層構造と有効日付を持ち、MRPによる所要量計算、原価計算、購買手配の共通の土台になる。設計の視点で構成をまとめたE-BOM(設計部品表)と、工程順に組み替えたM-BOM(製造部品表)を区別する点が要点。
最終更新:2026-10-06
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部品の必要数を受注のたびに人手で積み上げていては、製品構成が数千点に及んだ時点で計算が追いつかず、欠品と過剰在庫が同時に起きる。構成をデータとして一元管理すれば、生産計画から必要量を機械的に展開できる。生産系システムの導入でまずBOMの整合を求められるのは、ここが崩れると後続の計算がすべて無意味になるためである。
具体例
自転車1台のBOMなら、フレーム1・車輪2、その下にタイヤ1とスポーク32、という階層になり、100台の生産計画からスポーク3,200本が自動で展開される。SAPのようなERPやPLM製品はE-BOMとM-BOMの両方を保持し、設計変更番号で紐づけて変更を製造側へ伝える。
試験での引っ掛け
単なる部品の一覧ではなく、階層構造・員数・有効日付を持つ点が要。設計部門と製造部門が別々に部品表を管理すると、設計変更が製造側へ届かず旧部品を発注し続ける不整合が起き、所要量計算の結果そのものが信用できなくなる。E-BOMとM-BOMは目的が違うので、どちらかに一本化すればよいという話でもない。
関連用語
出た過去問
出典:平成28年度 秋期 応用情報技術者試験 午前 問71(IPA)
ある期間の生産計画において、図の部品表で表される製品Aの需要量が10個であるとき、部品Dの正味所要量は何個か。ここで、ユニットBの在庫残が5個、部品Dの在庫残が…
正解:90
要点:所要量展開は上位の在庫を引いてから下位へ展開する
製品Aが10個なので、ユニットBの総所要量は4×10=40個ですが、在庫5個を差し引いて正味40−5=35個を作ります。ユニットCは1×10=10個です。部品Dはユニット1個あたりBに3個、Cに1個必要なので、3×35+1×10=115個が総所要量となり、在庫25個を引いて正味所要量は90個です。上位の在庫を先に差し引いてから下位の所要量を計算する順序が要点です。
出典:平成30年度 秋期 応用情報技術者試験 午前 問73(IPA)
ある期間の生産計画において,表の部品表で表される製品Aの需要量が10個であるとき,部品Dの正味所要量は何個か。ここで,ユニットBの在庫残が5個,部品Dの在庫残が…
正解:90
要点:正味所要量は上位品目の在庫を差し引いてから下位へ展開する。
製品A10個にはユニットBが40個必要だが在庫5個があるので正味35個、ユニットCは10個必要で在庫がないのでそのまま10個となる。部品DはユニットB1個当たり3個、ユニットC1個当たり1個必要なので、35×3+10×1=115個が総所要量である。部品Dの在庫25個を差し引くと、正味所要量は90個となる。
出典・参考
解説は資格暗記が独自に作成しています。過去問の出典は各問題に記載のとおりです。