ABC分析とは?えーびーしーぶんせき
ABC分析とは、管理対象を売上高や使用金額といった重要度の高い順に並べ、累積構成比でA・B・Cのグループへ区分して管理の力の入れ方を変える手法。少数の項目が全体の大半を占めるという経験則に基づき、重点指向を在庫管理や品目管理へ適用したもので、区分の境目は品目数ではなく金額の累積比で引く。
最終更新:2026-10-06
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取扱品目が数千に及ぶと、すべてを同じ精度で管理することは要員の面で不可能になる。それでも一律に扱えば、全体への影響が大きい品目の欠品と、ほとんど動かない品目の過剰在庫が同時に起きる。重要度の順に並べて上位だけを厚く管理するという割り切りは、限られた管理工数をどこへ配るかという配分問題を、単純な集計で決められるようにしたものである。
具体例
売上累積構成比70%までをAランク、90%までをBランク、残りをCランクとし、Aランクは日次で在庫を追い発注点を細かく見直す一方、Cランクは発注頻度を下げてまとめ買いする。ヴィルフレド・パレートが所得分布で示した偏りの観察が源流で、品質管理ではパレート図として不良要因の重点化に使われる。
試験での引っ掛け
ABC分析とパレート図は同じものではない。パレート図は棒グラフと累積折れ線で示す図、ABC分析はそれを使って重点管理のランクへ分ける手法である。区切りは品目数ではなく金額の累積構成比で決めるため、「品目を三等分する」は誤り。また原価計算のABC(活動基準原価計算)は同じ略語の別概念である。
関連用語
出た過去問
出典:令和2年度 10月試験 応用情報技術者試験 午前 問74(IPA)
不良品の個数を製品別に集計すると表のようになった。ABC分析を行って、まずA群の製品に対策を講じることにした。A群の製品は何種類か。ここで、A群は70%以上とす…
正解:5
要点:ABC分析は累積比率が基準を超える最小の品目数で区切る
ABC分析では個数の多い順に並べて累積比率を求める。累積は182、318、438、536、627となり、合計875に対する累積比率はそれぞれ20.8%、36.3%、50.1%、61.3%、71.7%である。70%以上に達するのは5種類目なので、A群は5種類となる。
出典・参考
公式シラバスの9 企業と法務 > 2. 業務分析・データ利活用 > (1) OR・IEに掲載されている用語です。
解説は資格暗記が独自に作成しています。過去問の出典は各問題に記載のとおりです。