系統図法とは?けいとうずほう
系統図法とは、目的を達成するための手段を上位から下位へ樹形に展開し、実行できる具体策の水準まで落とし込む手法。新QC七つ道具の一つで、上位の手段が下位から見れば目的になるという入れ子の関係を使って、抜けや飛躍を目で確かめられる形にする。展開の各段が目的と手段の対で結ばれているかが品質を左右する。
最終更新:2026-10-06
この語が出る過去問を解く →背景
改善策の検討では、思いついた施策が並ぶだけで、それが目的にどうつながるのか、他に選べる手段がなかったのかを後から検証できないことが多かった。言語データを扱う新QC七つ道具は、数値化しにくい課題に対しても筋道を図として残すために整備されたもので、系統図法はその中で目的と手段の連鎖を明示する役割を担う。
具体例
「不良率を半減する」という目的を「設備要因の低減」「作業要因の低減」へ分け、さらに前者を「金型の交換周期短縮」「温度管理の自動化」まで展開する。WBSが成果物を分解するのに対し、系統図法は目的を手段へ分解する点で対象が異なり、両者を混同しないことが実務でも効く。
試験での引っ掛け
特性要因図との取り違えが定番である。どちらも枝分かれの図だが、特性要因図は結果に対する原因を洗い出すQC七つ道具、系統図法は目的に対する手段を展開する新QC七つ道具で、原因を探すのか打ち手を探すのかが分岐点になる。連関図法は原因が絡み合う関係を網状に描くもので、こちらは階層構造をとらない。
関連用語
出た過去問
出典:令和3年度 春期 応用情報技術者試験 午前 問76(IPA)
系統図法の活用例はどれか。
正解:目的を達成するための手段を導き出し、更にその手段を実施するための幾つかの手段を考えることを繰り返し、細分化していく。
要点:系統図法は目的と手段を樹形状に展開する新QC七つ道具
系統図法は新QC七つ道具の1つで、目的を達成するための手段を洗い出し、その手段を目的と捉えてさらに下位の手段を展開する、という分解を繰り返して樹形図状に整理する手法である。目的と手段の関係を階層的に見える化し、具体的な実施策まで落とし込める。
出典・参考
公式シラバスの9 企業と法務 > 2. 業務分析・データ利活用 > (1) OR・IEに掲載されている用語です。
解説は資格暗記が独自に作成しています。過去問の出典は各問題に記載のとおりです。