段取り時間(順序づけ問題)とは?
段取り時間(順序づけ問題)とは、ある仕事から次の仕事へ移るとき、治具の取替えや設定変更のために発生する準備時間。加工そのものの時間と違って仕事の順序で総和が変わるため、どの順に流すかが生産計画の要点になる。n個の仕事を一度ずつ行うなら段取りはn−1回発生し、仕事間の段取り時間を並べた行列(FROM行×TO列)から、合計が最小になる並びを探す。行列が対称でない場合、a→bとb→aで時間が違う点に注意が要る。
応用情報技術者試験の過去問では2回出題されています(2022年度〜2024年度)。
だんどりじかん
段取り時間(順序づけ問題)の意味
ある仕事から次の仕事へ移るとき、治具の取替えや設定変更のために発生する準備時間。加工そのものの時間と違って仕事の順序で総和が変わるため、どの順に流すかが生産計画の要点になる。n個の仕事を一度ずつ行うなら段取りはn−1回発生し、仕事間の段取り時間を並べた行列(FROM行×TO列)から、合計が最小になる並びを探す。行列が対称でない場合、a→bとb→aで時間が違う点に注意が要る。
段取り時間(順序づけ問題)の具体例
NC工作機械で4つの仕事a〜dを一度ずつ行う場合、段取りは3回発生する。段取り時間の表からb→aが1時間、a→cが1時間、c→dが2時間と読めるなら、b→a→c→dの順で合計4時間となり、1時間の移行を2回続けて使えるこの並びが最小になる。
段取り時間(順序づけ問題)は試験でどう引っ掛けられる?
段取りの回数を仕事の数と同じn回と数える誤りが定番で、正しくはn−1回である。また表を対称と思い込んで片方向しか見ないと最小解を取り逃す。加工時間はどの順でも変わらないので、比較すべきは段取り時間の合計だけという点も押さえる。
段取り時間(順序づけ問題)と関連する用語
段取り時間(順序づけ問題)が出た過去問
製造業のA社では、NC工作機械を用いて、四つの仕事a〜dを行っている。各仕事間の段取り時間は表のとおりである。合計の段取り時間が最小になるように仕事を行った場合…
正解:4
要点:段取り時間は移行回数分だけ発生し、順序で総和が変わる
4つの仕事を一度ずつ行う場合、段取りは3回発生するので、その合計が最小になる順序を探す。b→a→c→dの順に行うと、b→aが1時間、a→cが1時間、c→dが2時間で合計4時間となる。表の中で1時間の移行を2回続けて使えるのはこの並びだけであり、これが最小となる。
出典:令和4年度 春期 応用情報技術者試験 午前 問73(IPA)製造業のA社では、NC工作機械を用いて、四つの仕事a〜dを行っている。各仕事間の段取り時間は表のとおりである。合計の段取り時間が最小になるように仕事を行った場合…
正解:4
要点:順序依存の段取り時間は方向を区別して最小の並びを探す
4つの仕事を一度ずつ行うので段取りは3回発生し、その合計が最小になる順序を探す。b→a、a→c、c→dはそれぞれ1時間、1時間、2時間で合計4時間となり、これが最小である。表は方向によって時間が異なるので、行と列を取り違えないことが要点になる。
出典:令和6年度 秋期 応用情報技術者試験 午前 問72(IPA)
最終更新:2026-08-25/解説は資格暗記が独自に作成しています。 過去問の出典は各問題に記載のとおりです。