全体最適化計画(情報システム全体計画)とは?
全体最適化計画(情報システム全体計画)とは、個々のシステムを部分最適で作るのではなく、全社の業務・データ・システム・基盤を整合させる方針と中長期の実行計画。対象範囲、標準とするアーキテクチャ、共通基盤、投資の年度配分、推進体制を定め、個別システム化計画の上位の枠組みとして機能する。
応用情報技術者試験の過去問では2回出題されています(2017年度〜2018年度)。
ぜんたいさいてきかけいかく
全体最適化計画(情報システム全体計画)の意味
個々のシステムを部分最適で作るのではなく、全社の業務・データ・システム・基盤を整合させる方針と中長期の実行計画。対象範囲、標準とするアーキテクチャ、共通基盤、投資の年度配分、推進体制を定め、個別システム化計画の上位の枠組みとして機能する。
全体最適化計画(情報システム全体計画)の具体例
3年計画として、1年目に顧客マスタの統合と認証基盤の共通化、2年目に販売・在庫の刷新、3年目に分析基盤の整備、と順序を定める。各年度の個別計画はこの枠内でのみ立案でき、枠外の要求は全体計画の改訂を経ないと予算化されない運用にする。
全体最適化計画(情報システム全体計画)は試験でどう引っ掛けられる?
全体最適化計画と個別のシステム化計画を同列に扱うと、優先順位の議論が案件単位に閉じてしまう。全体計画は方針と枠、個別計画は実現手段という階層関係にあり、個別最適の積み上げが全体最適になるわけでもない。また計画は方針だけでなく、実現状況を測る指標と見直しの時期まで定め、経営会議で承認を得ることが実効性の条件になる。
全体最適化計画(情報システム全体計画)と関連する用語
全体最適化計画(情報システム全体計画)が出た過去問
システム管理基準(平成16年)によれば、組織全体の情報システムのあるべき姿を明確にする計画はどれか。
正解:全体最適化計画
要点:全体最適化計画は組織全体の情報システムのあるべき姿を示す
システム管理基準では、情報戦略の一環として全体最適化計画を策定することを求めている。これは個々のシステムごとではなく、組織全体の情報システムのあるべき姿と方向性を明確にする計画である。
出典:平成29年度 秋期 応用情報技術者試験 午前 問62(IPA)システム管理基準(平成16年)によれば、情報戦略策定段階の成果物はどれか。
正解:経営戦略に基づいて組織体全体で整合性及び一貫性を確保した情報化を推進するために、方針及び目標に基づいて策定する全体最適化計画
要点:情報戦略策定段階の成果物は全体最適化計画
システム管理基準では、情報戦略策定段階の成果物として全体最適化計画が挙げられている。これは経営戦略に基づき、組織全体で整合性と一貫性のある情報化を進めるために、方針と目標に沿って策定するものである。開発計画・開発手順・運用手順は、それぞれ後続の企画・開発・運用の各段階の成果物である。
出典:平成30年度 春期 応用情報技術者試験 午前 問64(IPA)
最終更新:2026-08-25/解説は資格暗記が独自に作成しています。 過去問の出典は各問題に記載のとおりです。