主記憶の割当て方式(ファーストフィット・ベストフィット)とは?しゅきおくのわりあてほうしき
主記憶の割当て方式(ファーストフィット・ベストフィット)とは、要求された大きさに対し、空き領域のどれを切り出すかを決める方針。空きの先頭から順に見て最初に収まったものを使えばファーストフィット、リスト全体を見て要求に最も近いものを選べばベストフィット、最も大きい空きを割ればワーストフィットになる。探索に費やす手間と、割った残りの使い道とが引き換えになる。
最終更新:2026-10-06
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区画の大きさを固定すれば管理は簡単だが、要求に合わない分だけ内部に無駄が出る。要求ごとに必要な分だけ切り出す方式に変えると無駄は減る代わりに、確保と解放を繰り返すうちに空きが細かく散らばり、合計は足りているのに連続した領域が取れないという外部断片化が起きる。どの空きを割るかという選び方は、この断片化の進み方を左右する手として現れた。
具体例
空きが100KB・200KB・50KBの順に並ぶ状態で40KBを要求すると、ファーストフィットは先頭の100KBを割って60KBを残し、ベストフィットは最も近い50KBを割って10KBを残す。残った10KBは以後ほとんど要求に合わず、合計には数えられるのに使えない領域として残り続ける。
試験での引っ掛け
「ベストフィットが常に効率的」と読ませる選択肢が誤り。無駄が少なく見えて再利用されない小片を量産し、しかも毎回リスト全体を走査するため探索も遅い。応用情報では空き領域リストの状態を与え、方式ごとにどの領域が割り当てられ何が残るかを追わせる出題が定番なので、名称の暗記ではなく手順で解けるようにしておく。
関連用語
出た過去問
出典:令和7年度 秋期 応用情報技術者試験 午前 問5(IPA)
記憶領域を管理するアルゴリズムのうち、ベストフィット方式の特徴として、適切なものはどれか。
正解:空きブロック群のうち、要求された大きさを満たす最小のものを割り当てるので、最終的には小さな空きブロックが多数残る傾向にある。
要点:ベストフィットは最小の空きを選ぶため細かい断片が残りやすい
ベストフィット方式は、空き領域のうち要求サイズを満たす最小のものを選んで割り当てる方式である。要求との差が最も小さい領域を使うため、割り当て後に残る断片は極めて小さくなり、再利用しにくい小さな空き領域が多数生じやすい(外部フラグメンテーション)。
出典・参考
公式シラバスの2 コンピュータシステム > 1. オペレーティングシステム > (7) 記憶管理に掲載されている用語です。
解説は資格暗記が独自に作成しています。過去問の出典は各問題に記載のとおりです。