リストア(復元)とは?リストア
リストア(復元)とは、バックアップとして取得しておいたデータを書き戻し、障害発生前の状態へ戻す作業。バックアップと対になる概念で、両方が揃って初めてデータ保護の仕組みとして機能する。フルバックアップからの書き戻し後に、ジャーナルでロールフォワードする手順まで含めて設計する。
最終更新:2026-10-06
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バックアップは取得の成否がジョブの正常終了で確認できるため、取れているつもりのまま年単位で放置されやすい。しかし媒体の劣化、暗号化鍵の紛失、手順書の陳腐化は、書き戻そうとした瞬間に初めて表面化する。復元して初めて価値が確定するという性質が、定期的な復旧訓練を運用へ組み込ませる理由になっている。
具体例
前日夜間のフルバックアップをリストアしたうえで、その後のジャーナルファイルでロールフォワードし、障害直前までの更新を再現する。ランサムウェア対策では3-2-1ルールやイミュータブルバックアップで、バックアップ自体が暗号化されない構成にする。
試験での引っ掛け
バックアップの取得とリストアは別の作業であり、取得の成功はリストアの成功を保証しない点が問われる。またリストアは媒体からの書き戻しで、そこからログで前進させるのがロールフォワード、更新を取り消して戻すのがロールバックと区別する。
関連用語
出た過去問
出典:平成28年度 春期 応用情報技術者試験 午前 問30(IPA)
媒体障害の回復において,最新のデータベースのバックアップをリストアした後に,トランザクションログを用いて行う操作はどれか。
正解:バックアップ取得後にコミットした全てのトランザクションをロールフォワードする。
要点:媒体障害の回復はリストア後にロールフォワードする
媒体障害の回復ではバックアップをリストアした後、ログの更新後情報を使ってバックアップ以降にコミット済みのトランザクションを再現する。これがロールフォワードで、障害直前の状態まで復元できる。未コミットのものは再現しない。
出典・参考
公式シラバスの3 技術要素 > 4. トランザクション処理 > (2) 障害回復に掲載されている用語です。
解説は資格暗記が独自に作成しています。過去問の出典は各問題に記載のとおりです。