フリンの分類(SISD・SIMD・MIMD)とは?ふりんのぶんるい
フリンの分類(SISD・SIMD・MIMD)とは、命令の流れとデータの流れがそれぞれ単一か複数かの組合せで、計算機の並列性をSISD・SIMD・MISD・MIMDの4つに分ける枠組み。実用上の中心は、1つの命令を複数データへ一括適用するSIMDと、複数の命令流が別々のデータを扱うMIMDで、処理の性質から選び分ける。
最終更新:2026-10-06
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並列化はプロセッサを増やせば速くなるという話ではなく、処理の中身によって効く方式が違う。同じ演算を大量のデータへ掛ける処理と、まったく別の処理を同時に走らせる処理では、必要なハードウェアの構造が異なる。フリンの分類は、この違いを命令流とデータ流という2軸で整理し、アーキテクチャを選ぶときの共通語を与えた枠組みである。
具体例
画像の全画素へ同じフィルタを掛ける処理は同一演算の繰り返しなのでSIMDが効き、GPUやCPUのベクトル命令が活きる。一方、多数の利用者から届く別々のリクエストを並行処理するWebサーバには、マルチコアによるMIMD構成が適する。
試験での引っ掛け
SIMDは複数の命令を同時に実行する方式ではなく、1つの命令を複数データへ同時適用する方式である。データごとに分岐先が変わる処理はSIMD化しても効果が出にくい。MISDは実装例がほとんど無い分類で、これを主流として選ばせる選択肢は誤りになる。
関連用語
出た過去問
出典:平成28年度 春期 応用情報技術者試験 午前 問9(IPA)
並列処理方式であるSIMDの説明として,適切なものはどれか。
正解:単一命令ストリームで複数のデータストリームを処理する方式
要点:SIMDは1つの命令を複数データへ同時に適用する
SIMDはSingle Instruction Multiple Dataの略で、1つの命令で複数のデータに同じ処理を同時に適用する方式である。ベクトル演算や画像処理のように、同種の演算を大量データへ一斉に施す用途に向く。
出典・参考
公式シラバスの2 コンピュータシステム > 1. プロセッサ > (10) 並列処理に掲載されている用語です。
解説は資格暗記が独自に作成しています。過去問の出典は各問題に記載のとおりです。