パスワードクラック(辞書攻撃・総当たり攻撃)とは?
パスワードクラック(辞書攻撃・総当たり攻撃)とは、不正にパスワードを割り出そうとする攻撃手法。辞書攻撃は辞書に載っている単語や、よく使われる文字列を順に試す方法。総当たり攻撃(ブルートフォース攻撃)は、考えられるすべての文字の組み合わせを機械的に試す方法。
応用情報技術者試験の過去問では5回出題されています(2018年度〜2025年度)。
ぱすわーどくらっく
パスワードクラック(辞書攻撃・総当たり攻撃)の意味
不正にパスワードを割り出そうとする攻撃手法。辞書攻撃は辞書に載っている単語や、よく使われる文字列を順に試す方法。総当たり攻撃(ブルートフォース攻撃)は、考えられるすべての文字の組み合わせを機械的に試す方法。
パスワードクラック(辞書攻撃・総当たり攻撃)の具体例
単純な単語や誕生日などをパスワードに使うと辞書攻撃で短時間で破られやすいため、意味を持たない長い文字列や、複数種類の文字を組み合わせたパスワードが推奨される。
パスワードクラック(辞書攻撃・総当たり攻撃)は試験でどう引っ掛けられる?
一定回数のログイン失敗でアカウントを一時的にロックする「アカウントロック」機能は、総当たり攻撃への有効な対策の1つとして問われやすい。
パスワードクラック(辞書攻撃・総当たり攻撃)と関連する用語
パスワードクラック(辞書攻撃・総当たり攻撃)が出た過去問
ブルートフォース攻撃に該当するものはどれか。
正解:使用可能な文字のあらゆる組合せをそれぞれパスワードとして,繰り返しログインを試みる。
要点:ブルートフォース攻撃は文字の全組合せを総当たりで試す手法。
ブルートフォース攻撃(総当たり攻撃)は、使用可能な文字の組合せを機械的に順次試してパスワードを割り出す攻撃である。パスワードが短く単純なほど短時間で破られるため、十分な長さと文字種の確保、ログイン試行回数の制限(アカウントロック)が対策となる。
出典:平成30年度 秋期 応用情報技術者試験 午前 問42(IPA)パスワードクラック手法の一種である、レインボー攻撃に該当するものはどれか。
正解:平文のパスワードとハッシュ値をチェーンによって管理するテーブルを準備しておき、それを用いて、不正に入手したハッシュ値からパスワードを解読する。
要点:レインボー攻撃は事前計算した表でハッシュ値からパスワードを逆算する
レインボー攻撃は、平文とハッシュ値の対応を還元関数によるチェーンの形で圧縮して記録したレインボーテーブルを事前に用意し、入手したハッシュ値からもとのパスワードを高速に逆算する手法である。ハッシュ値ごとに異なるソルトを付けておけばテーブルが使えなくなるため、対策として有効である。
出典:令和1年度 春期 応用情報技術者試験 午前 問38(IPA)パスワードクラック手法の一種である、レインボー攻撃に該当するものはどれか。
正解:平文のパスワードとハッシュ値をチェーンによって管理するテーブルを準備しておき、それを用いて、不正に入手したハッシュ値からパスワードを解読する。
要点:レインボー攻撃は事前計算表でハッシュから元の値を逆算
レインボー攻撃は、パスワードとそのハッシュ値の対応をチェーン状に圧縮して保持したレインボーテーブルを使い、盗み出したハッシュ値から元のパスワードを短時間で割り出す手法である。総当たりで計算し直すより高速に解読できる。対策としては、パスワードごとに異なるソルトを加えてハッシュ化し、テーブルを使えなくする方法が有効である。
出典:令和4年度 春期 応用情報技術者試験 午前 問42(IPA)パスワードクラック手法の一種である、レインボーテーブル攻撃に該当するものはどれか。
正解:平文のパスワードとハッシュ値をチェーンによって管理するテーブルを準備しておき、それを用いて、不正に入手したハッシュ値からパスワードを解読する。
要点:レインボーテーブルは事前計算表でハッシュを逆引きする
レインボーテーブル攻撃は、平文パスワードとそのハッシュ値の対応をチェーン状に圧縮して格納したテーブルをあらかじめ用意し、盗み出したハッシュ値を逆引きして元のパスワードを求める手法である。時間と記憶容量のトレードオフを利用しており、総当たりより高速に解読できる。ソルトを付加してハッシュ化すると事前計算表が使えなくなり、有効な対策となる。
出典:令和5年度 秋期 応用情報技術者試験 午前 問36(IPA)パスワードクラックの対策のうち,ストレッチングに該当するものはどれか。
正解:パスワードの照合のためのハッシュ値を,パスワードに対してハッシュ化を繰り返して,求める。
要点:ストレッチングはハッシュ化の反復で解読の計算コストを上げる
ストレッチングは、パスワードのハッシュ化を数千〜数万回繰り返して、1件あたりの照合に必要な計算量を意図的に増やす手法である。正規の認証では1回分の遅延で済むが、総当たりで大量の候補を試す攻撃者には膨大な時間がかかるようになる。利用者ごとに異なる文字列を加えるソルトとは別の手法で、通常は併用する。
出典:令和7年度 春期 応用情報技術者試験 午前 問44(IPA)
最終更新:2026-08-25/解説は資格暗記が独自に作成しています。 過去問の出典は各問題に記載のとおりです。