パスワードの総数(文字種と桁数)とは?
パスワードの総数(文字種と桁数)とは、設定できるパスワードの組合せの数は「使える文字の種類数を、桁数の分だけ掛けた数」=(文字種)^(桁数)で求まる。M種類の文字を8桁並べるならM^8通りになる。桁数が指数の位置にあるため、1桁増やすと総数が文字種の倍数だけ跳ね上がる。文字種を増やすより桁数を増やすほうが総当たり攻撃に強くなるのは、この形のためである。
応用情報技術者試験の過去問では3回出題されています(2017年度〜2022年度)。
ぱすわーどのそうすう
パスワードの総数(文字種と桁数)の意味
設定できるパスワードの組合せの数は「使える文字の種類数を、桁数の分だけ掛けた数」=(文字種)^(桁数)で求まる。M種類の文字を8桁並べるならM^8通りになる。桁数が指数の位置にあるため、1桁増やすと総数が文字種の倍数だけ跳ね上がる。文字種を増やすより桁数を増やすほうが総当たり攻撃に強くなるのは、この形のためである。
パスワードの総数(文字種と桁数)の具体例
4桁で数字だけ(10種類)なら10^4=10,000通りだが、a〜fの6文字を加えて16種類にすると16^4=65,536通りで約6.6倍になる。同じ16種類のまま5桁にすると16^5=1,048,576通りとなり、桁を1つ増やすほうが効果は大きい。
パスワードの総数(文字種と桁数)は試験でどう引っ掛けられる?
「文字種×桁数」と掛け算にする誤りが定番で、8×MやM×8を選ばせる選択肢が必ず並ぶ。正しくは累乗である。またM^8-1のように1を引く形も誤りで、すべての桁に全種類を使える前提なら引く理由はない。
パスワードの総数(文字種と桁数)と関連する用語
パスワードの総数(文字種と桁数)が出た過去問
パスワードに使用できる文字の種類の数をM、パスワードの文字数をnとするとき、設定できるパスワードの理論的な総数を求める数式はどれか。
正解:M^n
要点:n文字パスワードの総数は重複順列でMのn乗
パスワードは各桁に独立してM種類の文字を選べ、同じ文字を何度使ってもよく、順序も意味をもつ。したがってn文字のパスワードの総数は重複順列となり、Mのn乗で表される。
出典:平成29年度 秋期 応用情報技術者試験 午前 問39(IPA)ブルートフォース攻撃に該当するものはどれか。
正解:使用可能な文字のあらゆる組合せをそれぞれパスワードとして,繰り返しログインを試みる。
要点:ブルートフォース攻撃は文字の全組合せを総当たりで試す手法。
ブルートフォース攻撃(総当たり攻撃)は、使用可能な文字の組合せを機械的に順次試してパスワードを割り出す攻撃である。パスワードが短く単純なほど短時間で破られるため、十分な長さと文字種の確保、ログイン試行回数の制限(アカウントロック)が対策となる。
出典:平成30年度 秋期 応用情報技術者試験 午前 問42(IPA)顧客に、A〜Zの英大文字26種類を用いた顧客コードを割り当てたい。現在の顧客総数は8,000人であって、毎年、前年対比で2割ずつ顧客が増えていくものとする。3年…
正解:3
要点:コード桁数は文字種の桁数乗が必要数を超える最小値
3年後の顧客数は 8,000 × 1.2^3 = 8,000 × 1.728 = 13,824人です。英大文字26種類をd桁使うと表せる組合せは26^dで、26^2 = 676では足りず、26^3 = 17,576なら13,824人を収容できます。よって最低3桁必要です。
出典:令和4年度 秋期 応用情報技術者試験 午前 問24(IPA)
最終更新:2026-08-25/解説は資格暗記が独自に作成しています。 過去問の出典は各問題に記載のとおりです。