バリューチェーン・コアコンピタンスとは?
バリューチェーン・コアコンピタンスとは、バリューチェーンは調達から製造・物流・販売・サービスまでの事業活動を価値の連鎖として捉え、主活動・支援活動それぞれの付加価値やコストの源泉を分析するフレームワーク。コアコンピタンスは、他社に模倣されにくい企業の中核的な強みで、長期的な競争優位の源泉となる技術・ノウハウを指す。
応用情報技術者試験の過去問では5回出題されています(2016年度〜2021年度)。
ばりゅーちぇーん・こあこんぴたんす
バリューチェーン・コアコンピタンスの意味
バリューチェーンは調達から製造・物流・販売・サービスまでの事業活動を価値の連鎖として捉え、主活動・支援活動それぞれの付加価値やコストの源泉を分析するフレームワーク。コアコンピタンスは、他社に模倣されにくい企業の中核的な強みで、長期的な競争優位の源泉となる技術・ノウハウを指す。
バリューチェーン・コアコンピタンスの具体例
精密加工技術に強みを持つ部品メーカーが、そのコアコンピタンスを軸に自動車・医療機器など複数分野へバリューチェーンを展開する。
バリューチェーン・コアコンピタンスは試験でどう引っ掛けられる?
主活動と支援活動の振り分けが定番。購買物流・製造・出荷物流・販売・サービスが主活動、全般管理・人事労務・技術開発・調達が支援活動で、「調達」と「購買物流」を取り違えやすい。またサプライチェーンが企業間のモノの流れに着目するのに対し、バリューチェーンは付加価値の連鎖に着目する。コアコンピタンスは単なる得意分野ではなく、顧客価値をもたらし・模倣が難しく・複数の市場へ展開できる強みを指す。
バリューチェーン・コアコンピタンスと関連する用語
バリューチェーン・コアコンピタンスが出た過去問
ベンチマーキングを説明したものはどれか。
正解:優れた業績を上げている企業などとの比較分析を行い、結果を自社の経営改革に活用する。
要点:ベンチマーキングは優良事例と比較し改革に活かす
ベンチマーキングは、優れた業績を上げている企業や自社の他部門を基準として選び、業務プロセスや成果を比較分析して差の要因を明らかにし、その知見を自社の改革に取り入れる手法です。単なる数値の比較にとどまらず、なぜ優れているのかという仕組みまで学ぶ点が要点です。ナレッジマネジメントやコアコンピタンス経営とは目的が異なります。
出典:平成28年度 秋期 応用情報技術者試験 午前 問67(IPA)バリューチェーンによる分類はどれか。
正解:業務を,購買物流,製造,出荷物流,販売・マーケティング,サービスという五つの主活動と,人事・労務管理などの四つの支援活動に分類する。
要点:バリューチェーンは主活動と支援活動に分けて価値の源泉を探る。
バリューチェーンは、企業活動を価値を生み出す一連の流れとして捉え、購買物流・製造・出荷物流・販売やマーケティング・サービスの五つの主活動と、全般管理や人事・労務管理などの支援活動に分けて分析する枠組みである。どの活動で付加価値が生まれ、どこに強みや弱みがあるかを把握するために使われる。
出典:平成30年度 秋期 応用情報技術者試験 午前 問68(IPA)コアコンピタンスに該当するものはどれか。
正解:競合他社よりも効率性が高い生産システム
要点:コアコンピタンスは模倣困難な自社独自の中核的能力
コアコンピタンスとは、他社にはまねのできない自社独自の中核的な能力を指す。競合他社より効率性の高い生産システムは、長年の蓄積によって築かれ模倣が難しい自社の強みであり、これに該当する。市場シェアや成長率は結果として現れた指標であって、能力そのものではない。
出典:令和1年度 春期 応用情報技術者試験 午前 問67(IPA)企業の事業活動を機能ごとに主活動と支援活動に分け、企業が顧客に提供する製品やサービスの利益が、どの活動で生み出されているかを分析する手法はどれか。
正解:バリューチェーン分析
要点:バリューチェーン分析は主活動と支援活動で価値の源泉を探る
バリューチェーン分析は、事業活動を購買物流・製造・出荷物流・販売・サービスといった主活動と、人事や技術開発などの支援活動に分け、どの活動が付加価値(利益)を生んでいるかを明らかにする手法である。強みの源泉やコスト構造の把握に使う。
出典:令和2年度 10月 応用情報技術者試験 午前 問67(IPA)バリューチェーンの説明はどれか。
正解:企業活動を、五つの主活動と四つの支援活動に区分し、企業の競争優位の源泉を分析するフレームワーク
要点:バリューチェーンは主活動5つと支援活動4つで価値を分析する
バリューチェーンはM.ポーターが提唱した分析の枠組みで、企業の活動を購買物流・製造・出荷物流・販売マーケティング・サービスの5つの主活動と、全般管理・人事労務管理・技術開発・調達の4つの支援活動に分けて捉える。各活動がどれだけ価値を生み、どこにコストが掛かるかを見ることで、競争優位の源泉を明らかにする。
出典:令和3年度 秋期 応用情報技術者試験 午前 問67(IPA)
最終更新:2026-08-25/解説は資格暗記が独自に作成しています。 過去問の出典は各問題に記載のとおりです。