バッチ処理・オンライン処理・リアルタイム処理とは?ばっちしょり・おんらいんしょり・りあるたいむしょり
バッチ処理・オンライン処理・リアルタイム処理とは、処理形態の分類で、形態ごとに守るべき評価軸が違う点が要点。ためたデータをまとめて処理するバッチは単位時間あたりの処理量と所定時間内(バッチウィンドウ)での完了、要求のつど応答するオンラインは応答時間、リアルタイムは期限までに必ず終わることが要件になる。
最終更新:2026-10-06
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処理装置が高価だった時代は、まとめて夜間に流すバッチが唯一の選択肢だった。端末が現場へ普及して即時の応答が求められ、さらに機器制御のように遅れがそのまま事故になる用途が加わったことで、同じ「処理」でも守るべき指標が分かれた。形態の分類は、どの指標で設計と受入れを判定するかを取り違えないために置かれている。
具体例
日中は在庫引当をオンラインで処理し、夜間に売上集計と帳票作成をバッチで回す構成が典型。データ量が増えてバッチウィンドウに収まらなくなったら、多重化や処理の分割、あるいは差分処理への切替えで対処する。
試験での引っ掛け
リアルタイム処理は速い処理ではなく期限内に必ず終わる処理であり、平均が速くても最悪値が期限を超えれば不合格になる。オンラインとバッチは同一システム上で資源を奪い合うため、実行時間帯そのものが設計項目になる点も併せて問われる。
関連用語
出た過去問
出典:令和5年度 春期 応用情報技術者試験 午前 問57(IPA)
A社は、自社がオンプレミスで運用している業務システムを、クラウドサービスへ段階的に移行する。段階的移行では、初めにネットワークとサーバをIaaSに移行し、次に全…
正解:IaaSへの移行によって不要:②、③、PaaSへの移行によって不要:④
要点:クラウドの責任分界に沿って、事業者側に移る作業が消える
IaaSではハードウェアと仮想サーバの基盤を事業者が運用するため、物理サーバの起動停止操作や保守ランプの目視監視は不要になる。さらにPaaSへ移すとミドルウェアの管理も事業者側の責任範囲となるため、パッチ適用が不要になる。業務システム自体のジョブ監視は利用者の責任として残る。
出典:令和7年度 春期 応用情報技術者試験 午前 問56(IPA)
A社は,自社がオンプレミスで運用している業務システムを,クラウドサービスへ段階的に移行する。段階的移行では,初めにネットワークとサーバをIaaSに移行し,次に全…
正解:IaaSへの移行によって不要となる作業:②,③/PaaSへの移行によって不要となる作業:④
要点:IaaSでハードウェア運用、PaaSでOS・ミドルウェア運用が事業者側に移る
IaaSでは物理的なハードウェアと仮想化基盤を事業者が持つため、物理サーバの起動・停止操作や、機器の保守ランプを目視で確認する作業は利用者側で不要になる。次にPaaSへ移行するとOSやミドルウェアの管理も事業者側になるので、ミドルウェアへのパッチ適用が不要になる。一方、業務アプリのバッチジョブ監視はどちらの移行でも利用者の責任として残る。
出典・参考
公式シラバスの2 コンピュータシステム > 1. オペレーティングシステム > (3) ジョブ管理に掲載されている用語です。
解説は資格暗記が独自に作成しています。過去問の出典は各問題に記載のとおりです。