トンネリングとは?
トンネリングは、あるネットワークの中に仮想的な通信路(トンネル)を作り、その中に別のプロトコルの通信を包み込んで送る技術である。インターネットのような公衆網の中に、あたかも専用線のような閉じた通信経路を仮想的に作り出すことができるため、VPNの実現技術の中核として利用される。元のデータを別のプロトコルのパケットでカプセル化して送ることで、途中の経路では中身が直接見えないようにでき、暗号化と組み合わせることで安全な遠隔アクセスやオフィス間の通信を実現できる。
応用情報技術者試験の過去問では3回出題されています(2017年度〜2025年度)。
トンネリング
トンネリングの意味
トンネリングは、あるネットワークの中に仮想的な通信路(トンネル)を作り、その中に別のプロトコルの通信を包み込んで送る技術である。インターネットのような公衆網の中に、あたかも専用線のような閉じた通信経路を仮想的に作り出すことができるため、VPNの実現技術の中核として利用される。元のデータを別のプロトコルのパケットでカプセル化して送ることで、途中の経路では中身が直接見えないようにでき、暗号化と組み合わせることで安全な遠隔アクセスやオフィス間の通信を実現できる。
トンネリングの具体例
在宅勤務の社員が、自宅のインターネット回線からトンネリング技術を使ったVPN接続で社内ネットワークにアクセスし、社内システムを利用する。
トンネリングは試験でどう引っ掛けられる?
トンネリング自体は通信経路を作る技術であり、暗号化は必須要素ではないが、実務上のVPNでは安全性確保のため暗号化とセットで使われることが多い点を混同しないようにする。
トンネリングと関連する用語
トンネリングが出た過去問
VPNで使用されるセキュアなプロトコルであるIPsec,L2TP,TLSの,OSI基本参照モデルにおける相対的な位置関係はどれか。
正解:C:上位から下位へ TLS, IPsec, L2TP の順に層を積む構成
要点:層の順はTLSが上、IPsecが中、L2TPが下
L2TPはデータリンク層のトンネリングプロトコル、IPsecはネットワーク層でIPパケットを保護するプロトコル、TLSはトランスポート層より上でアプリケーションのデータを保護するプロトコルである。したがって上位から下位へ並べるとTLS、IPsec、L2TPの順になる。
出典:平成29年度 春期 応用情報技術者試験 午前 問45(IPA)VPNで使用されるセキュアなプロトコルであるIPsec, L2TP, TLSの、OSI基本参照モデルにおける相対的な位置関係はどれか。
正解:C(上位層から:TLS, IPsec, L2TP)
要点:上位からTLS、IPsec、L2TPの順に階層が下がる
L2TPは名前のとおりデータリンク層(レイヤ2)のフレームをトンネリングするプロトコルで最も下位に位置する。IPsecはIPパケットを保護するネットワーク層のプロトコルでその上、TLSはトランスポート層の上でアプリケーションデータを保護するため最上位となる。したがって上位から TLS、IPsec、L2TP の順である。
出典:令和1年度 春期 応用情報技術者試験 午前 問42(IPA)VPNで使用されるプロトコルであるIPsec,L2TP,TLSの,OSI基本参照モデルにおける相対的な位置関係はどれか。
正解:C(上位層から下位層の順に:TLS,IPsec,L2TP)
要点:上位からTLS、IPsec、L2TPの順に低い層で動作する
TLSはトランスポート層より上位で動作し、アプリケーションのデータを暗号化する。IPsecはIPパケットを保護するのでネットワーク層に位置する。L2TPはその名のとおりレイヤ2をトンネリングするデータリンク層のプロトコルである。したがって上位から順にTLS、IPsec、L2TPとなる。
出典:令和7年度 春期 応用情報技術者試験 午前 問43(IPA)
最終更新:2026-08-25/解説は資格暗記が独自に作成しています。 過去問の出典は各問題に記載のとおりです。