オープンイノベーション・産学官連携とは?おーぷんいのべーしょん・さんがくかんれんけい
オープンイノベーション・産学官連携とは、研究開発の境界を社外へ開く考え方と、その代表的な担い手の組合せ。オープンイノベーションは外部の技術やアイデアを取り込み、同時に自社の未活用技術を外へ出して価値に変える双方向の営みで、産学官連携は企業・大学・行政がそれぞれの強みを持ち寄って実用化を狙う枠組みを指す。
最終更新:2026-10-06
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技術の進歩が速まり、必要な知識の範囲は一社の研究所で抱えきれる規模を超えた。自前で全部やる方式では、開発している間に外で先を越される。一方、大学には実用化の資金と販路がなく、行政は制度と場を持つが技術を持たない。互いに欠けているものが違うという状況そのものが、境界をまたぐ協業を選ばせている。
具体例
大学の基礎研究の成果をTLO(技術移転機関)が特許化して企業へライセンスし、自治体が実証実験の場を提供する形が産学官連携の典型。企業側ではCVC(コーポレートベンチャーキャピタル)を通じてスタートアップへ出資し、その技術を自社製品へ取り込む動きが定着している。
試験での引っ掛け
取り込む方向だけを答えさせる出題が多いが、自社で眠っている技術を外部へライセンスして収益に変える方向も含む。反対の概念は自前主義(クローズドイノベーション)。開発の外注と違い成果も知識も双方に残る共創の関係であること、「官」は行政機関であって金融機関を含む産学官金とは別であることに注意する。
関連用語
出た過去問
出典:平成31年度 春期 応用情報技術者試験 午前 問70(IPA)
オープンイノベーションに関する事例として、適切なものはどれか。
正解:社外からアイディアを募集し、新サービスの開発に活用した。
要点:オープンイノベーションは外部の知識を取り込んで革新を生む
オープンイノベーションは、自社内の資源だけに頼らず、社外の企業・大学・一般の人々など外部の知識やアイディアを積極的に取り込んで革新を生み出す考え方である。社外からアイディアを募って新サービスの開発に活かす取組みはこれに該当する。
出典:令和5年度 秋期 応用情報技術者試験 午前 問70(IPA)
オープンイノベーションの説明として、適切なものはどれか。
正解:自社と外部組織の技術やアイディアなどを組み合わせることで創出した価値を、さらに外部組織へ提供する。
要点:オープンイノベーションは内外の知を双方向に流通させる
オープンイノベーションは、自社の技術やアイディアだけに閉じず、外部組織の知見と組み合わせて新たな価値を生み出し、さらにその成果を外部へも提供していく考え方である。知識の流入と流出の双方向性が特徴で、単なる外注や自社内での改善とは異なる。
出典・参考
公式シラバスの8 経営戦略 > 1. 技術開発戦略の立案 > (1) 技術開発戦略に掲載されている用語です。
解説は資格暗記が独自に作成しています。過去問の出典は各問題に記載のとおりです。