RPAとは?あーるぴーえー
RPAとは、人がパソコン上で行う定型作業の手順をソフトウェアに覚えさせ、自動で実行させる仕組み。画面の操作をそのまま再現するため、既存システムを改修せずに転記や集計を自動化できる。反面、業務に「ロボット」という利用者が1つ増えることになり、その権限と記録の管理が新たに必要になる。
最終更新:2026-10-06
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基幹システムの改修は費用も期間もかかり、部門ごとの細かな作業までは面倒を見きれない。結果として、複数のシステムの間を人が手で転記する作業が残り続けた。RPAはその隙間を、システム側ではなく操作する側から埋める発想で広がっている。ただし現場が自分で作れる手軽さは、情報システム部門が把握しない自動化を生みやすく、シャドーITと同種の管理上の問題を抱える。
具体例
UiPathやWinActorのような製品で請求書データの転記を自動化する場合、ロボットには担当者の個人アカウントではなく専用アカウントを割り当て、必要な範囲だけの権限を与える。処理件数と結果を毎日ログに残し、担当者が翌朝に確認する運用にしておけば、異常があっても気づける。
試験での引っ掛け
ロボットに個人のIDとパスワードを使わせると、操作の記録が人のものと混ざって責任追跡性を失う。また作った担当者が異動・退職すると中身を誰も保守できない「野良ロボット」が残るため、作成物の登録と定期的な棚卸しが要る。自動化しても、処理結果が正しいかを確認する責任は人の側に残る。
関連用語
出た過去問
出典:令和元年度 秋期 情報セキュリティマネジメント試験 午前 問48(IPA)
RPAを活用することによって業務の改善を図ったものはどれか。
正解:事務職員が人手で行っていた定型的かつ大量のコピー&ペースト作業をソフトウェアによって自動化し、作業時間の短縮と作業精度の向上を実現させた。
要点:RPAはPC上の定型操作をソフトで自動化する技術
RPAは、PC上で人が行っている定型的な操作をソフトウェアのロボットに代行させる技術である。転記やコピー&ペーストのような繰り返しの事務作業を自動化することで、処理時間の短縮と入力ミスの削減を同時に実現できる。物理的な装置や統計解析による意思決定支援はRPAの領域ではない。
出典:令和6年度 公開問題 情報セキュリティマネジメント試験 科目A・B 問11(IPA)
全社的な推進体制でRPAを導入するときの留意点として,適切なものはどれか。
正解:各業務部門が連携して,RPAの対象業務に対して業務プロセス全体の可視化と業務プロセスの見直しを行った上で,RPAの導入を行う。
要点:RPAは業務プロセスを見直した上で定型作業から適用する
RPAは既存の業務手順をそのまま自動化する道具なので、無駄を含んだ業務をそのまま置き換えても効果は限られます。全社的に導入するなら、まず業務プロセス全体を可視化して見直し、標準化してから自動化するのが定石です。対象としては、手順が定型的で変更の少ない繰返し作業が適しています。
出典・参考
公式シラバスの7 システム戦略 > 2 業務プロセス > 業務プロセスの改善と問題解決に掲載されている用語です。
解説は資格暗記が独自に作成しています。過去問の出典は各問題に記載のとおりです。