RFP(提案依頼書)とは?
RFP(提案依頼書)とは、システムの調達にあたり、実現したい業務、必要な機能、前提条件、納期や予算の考え方を発注側がまとめ、複数の候補企業へ提案を求める文書。ここにセキュリティ要件を書き落とすと、後から追加費用や仕様変更が発生するため、記載の網羅性が問われる。
情報セキュリティマネジメント試験の過去問では4回出題されています(2016年度〜2019年度)。
ていあんいらいしょ
RFP(提案依頼書)の意味
システムの調達にあたり、実現したい業務、必要な機能、前提条件、納期や予算の考え方を発注側がまとめ、複数の候補企業へ提案を求める文書。ここにセキュリティ要件を書き落とすと、後から追加費用や仕様変更が発生するため、記載の網羅性が問われる。
RFP(提案依頼書)の具体例
新しい顧客管理システムの調達で、取り扱う個人情報の範囲、権限管理の要件、ログの保存期間、脆弱性診断の実施と報告を提案依頼書へ明記した。各社の提案を同じ基準で比較でき、選定理由を文書として残すことができた。
RFP(提案依頼書)は試験でどう引っ掛けられる?
提案依頼書と要件定義書は別物で、前者は調達のために発注側が示す条件、後者は契約後に詳細を固める成果物である。また「よしなに」と書くと安全対策が見積りから外れる。
RFP(提案依頼書)と関連する用語
RFP(提案依頼書)が出た過去問
図に示す手順で情報システムを調達するとき,bに入るものはどれか。
正解:RFP
要点:調達はRFI→RFP→供給者選定→契約締結の順に進む
情報システムの調達は、情報提供依頼(RFI)で市場や技術の情報を集め、次に提案依頼書(RFP)で要件と調達条件を示して提案を求め、提案内容を評価して供給者を選定し、契約を締結するという流れで進む。2段階目は提案書の提出を依頼するRFPに当たる。
出典:平成28年度 春期 情報セキュリティマネジメント試験 午前 問48(IPA)ITアウトソーシングの活用に当たって,委託先決定までの計画工程,委託先決定からサービス利用開始までの準備工程,委託先が提供するサービスを発注者が利用する活用工程…
正解:稼働状況を基にした実績報告や利用者評価を基に,改善案を委託先と取りまとめる。
要点:活用工程は実績評価に基づく継続的な改善が中心
活用工程は、委託先のサービスを実際に利用しながら、その品質を維持・向上させていく段階である。稼働状況の実績報告や利用者の評価をもとに改善案を委託先とまとめる活動がこれに当たる。提案依頼書の作成は計画工程、移行やテストは準備工程の作業である。
出典:平成30年度 春期 情報セキュリティマネジメント試験 午前 問48(IPA)情報システムを取得するための提案依頼書(RFP)の作成と提案依頼に当たって、取得者であるユーザ企業側の対応のうち、適切なものはどれか。
正解:複数の要求事項がある場合、重要な要求とそうでない要求の区別がつくようにRFP作成時点で重要度を設定しておく。
要点:RFPでは要求事項に重要度を設定して示す
RFPでは、要求事項を漏れなく明確に示し、さらに要求ごとの重要度や優先度を示しておくことが重要である。これによりベンダは限られた条件の中で何を優先すべきか判断でき、提案内容を適切に比較評価できる。要求を曖昧にしたり実現手段を細かく指定したりすると、良い提案は得られない。
出典:令和1年度 秋期 情報セキュリティマネジメント試験 午前 問49(IPA)RFIに回答した各ベンダに対してRFPを提示した。今後のベンダ選定に当たって、公正に手続を進めるためにあらかじめ実施しておくことはどれか。
正解:提案の評価基準や要求事項の適合度への重み付けをするルールを設けるなど、選定の基準や手順を確立しておく。
要点:ベンダ選定は提案を受ける前に評価基準と手順を定めておく
ベンダ選定を公正に進めるには、提案を受け取る前に評価基準と重み付け、選定の手順を定めておくことが欠かせない。基準を先に決めておけば、提案内容を見てから都合よく基準を変えるような恣意的な判断を防げる。特定ベンダを優遇したり、選定前に契約準備を進めたりするのは公正さを損なう。
出典:令和1年度 春期 情報セキュリティマネジメント試験 午前 問49(IPA)
最終更新:2026-08-25/解説は資格暗記が独自に作成しています。 過去問の出典は各問題に記載のとおりです。